実はBARの飯はうまい

僕は仕事で知らない街に訪れたら、良さそうなBARに入ってみることにしている。

趣味の温泉やサウナ銭湯巡りと似たものを感じる。自分の家の近くでBARを見つけようと思って入ったのがこのお店。

『バー イリュージョン』

▲ピントがボケていますね。すみません。 村上龍が訳したリチャード・バックの『イリュージョン』という小説から名前を取ったそうだ

階段を降りてドアを開けると煙草の匂いがした。

▲秘密の入り口に誘われ…

ドアを開けたら、左に思っていたより広い空間が広がっていた。店内は思ったより明るい。あまりカッコ付けないで良い雰囲気。値段もリーズナブルで、バーテンダーも比較的若い。 

▲ゴージャス感も漂っています

右側にカウンター。左側はテーブル席。

記憶に残ってないくらいのボリュームで、アコースティックギターの音楽がかかっていた。カウンターに座る。隣の隣のお客さんは葉巻を吸っている。

ビールはハイネケンの生。サーバーが可愛い。 

▲ビールの真後ろにあるのがサーバーです

注がれるサーバーがこういうものだと、よりおいしく感じてしまう。

ここのBAR飯どれもおいしいけど、やはり名物のナポリタンで決まりでしょう 。

▲喫茶店のナポリタンとはまた一味違うおいしさ

トマトソースには、チーズが入っていて濃厚。生麺を使っているので、麺がしっとりしている。具は大きめにカットされたハムと、甘く炒められた玉ねぎにマッシュルーム。

ビールと一緒だと、こんな言葉があるのか知らないけど、食がすすむすすむ。

▲濃厚かつクリーミーな味わい

ボリューム満点ながら、1人でもペロリと食べてしまう。これだけランチでも良いくらい。〆に養命酒の会社が出しているジンをもらった。

▲今日は2杯で〆とします

最近クラフトジンが、どこのBARでも流行っている。複雑なハーブの香りがしておいしい。なんだか健康になった気分。知らないお酒を飲めるのもBARの良いところ。

そして、他のお客さんの会話が聞こえるのも楽しい。この日は、近くに引越してきたばかりで知り合いを作ろうとフラッと入ったという青年が、バーテンダーと大きな声で喋っていて面白い。

アメリカから引越してきたそうだ。常連らしい男の人が会話の相手になり、いろいろ身の上話を聞き出している。隣の隣のお客さんがまた新しい葉巻に火をつけた。

ずっと聞いていたいけど、長くなりそうだったので、この辺でお会計を済ます。お腹も気分も満たされて、サウナに入った後のように疲れが取れるのを感じた。

 【店舗情報】
■バーイリュージョン
住所:東京都中野区中野2-12-11 飯尾ビルB1F
電話:03-3384-7598
営業時間:18:00~翌4:00(月~土)、18:00~翌2:00(日・連休時の月)
新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。