東京都の休業要請などは、ほぼ終了となりましたが、自粛期間によって宅飲みにハマってしまった“のん兵衛”も多いのではないでしょうか。料理芸人の藤井21も自宅を居酒屋にしてしまいました。のん兵衛の鏡です。自分で仕入れたホルモンを焼きながら(ホルモン焼きは大阪西成の“やまき”を再現!)、ベランダでひとりビールをキメる……藤井21流・おうち居酒屋の作り方を紹介します。ぜひお試しあれ。

※本記事は、YouTube動画「【宅呑み】やまきに行きた過ぎて家やまきという概念を作り出した」(藤井21'sチャンネル)の内容をベースに、書き下ろしたものです。

そうだ、自宅を居酒屋にしよう

在宅ワークが増えた近頃。ベランダに置きっぱなしになっている、アウトドアチェアに腰かける時間が増えている。

それにしても暑い。ふと気づくと知らぬ間に春が過ぎていて、いつの間にか「今年初の真夏日が~」なんて、テレビで天気予報士が語気を強めている。

つけっぱなしのテレビをベランダからぼんやり眺めていたら、じっとりと額に汗をかいていた。

あぁこんな日はビールだな。熱々のホルモン焼きをつまみに、キンキンに冷えたビールで一杯やるとしよう。

いつもはもつ焼き屋に駆け込むところだけど、今日は自宅で「居酒屋」だ。

そうだ、どうせなら前から行きたかった、西成にある名店“やまき”を再現しちまおう。

…やりますか。…キメますか。…フフ。

そうと決まったら買い出しだ。アウトドアチェアから重い腰を上げて、買い物に繰り出す。 

“おうちやまき”の材料

ホルモンはいつもの三ノ輪「三河屋」[https://www.mikawaya-meat.co.jp/]さんで調達した。

食材

  • 豚テッポー(直腸):約300g
  • 豚キクアブラ(小腸周りの脂身):約300g
  • 牛レバー:約200g
▲左が豚テッポー、右が豚キクアブラ、下が牛レバー
  • 長ネギ:2〜3本

テッポー下茹で用調味料

  • 酒:50cc
  • みりん:50cc
  • 砂糖:大さじ1杯
  • 醤油:50cc
  • 水:100cc
  • ニンニク(すりおろし):1片
  • 生姜(すりおろし):ニンニクと同量

やまき風ニンニク醤油ダレ

  • 酒:大さじ3杯
  • みりん:大さじ3杯
  • 醤油:80cc
  • 浅漬けの素:大さじ2杯
  • 砂糖:大さじ1杯
  • ニンニク:3片〜気のすむまで
  • 一味唐辛子:大さじ2杯〜気のすむまで

※ニンニクと一味唐辛子は思い切ってたっぷりと