絵のように美しいチョコレート
よろスィーツ!
スイーツ芸人のスイーツなかのです。「三度の飯よりスイーツが好き!」で、今までに巡ったスイーツショップは2000店以上にも上ります。
第1回目の記事から少し間があいてしまいましたが、今回もとびっきりの手土産をご紹介します!
〇第1回
今回ぼくが訪れたのは、パレスホテル東京の地下1階にあるペストリーショップ『スイーツ&デリ』です。
数あるホテルのペストリーショップの中でも、ぼくが「手土産の宝庫」だと思うくらい、素晴らしいお菓子のラインナップが揃っています。手土産の相談をされた時に、「困ったらパレスホテル東京へ行きなさい!」と言うくらい(笑)。
名物「マロンシャンティイ」をはじめとした生菓子から焼き菓子まで豊富に揃っていますが、今回取り上げるのはチョコレートです。なんとパレスホテル東京には、チョコレート作り専属のショコラティエールがいるくらい、チョコレートにこだわっているのです。
今回ご紹介するのは『Chiyo Choco ~2020 edition~』(6枚入り/3000円)。パレスホテル東京で人気の『千代ちょこ』(6枚入り/2600円)とアーティストがコラボした、2020年限定販売の商品です。
『千代ちょこ』は、厚さ約2ミリの薄いチョコレートで、“千代紙”をイメージした和柄のデザインが特徴です。『Chiyo Choco ~2020 edition~』もサイズは同じですが、モダンなテイストで作られていて、フレーバーも変わります。
まず、ぼくが惹かれたはパッケージのデザイン。イラストレーターのNatsu Yamaguchiさんによる彩り豊かに描かれたイラストには、実はちゃんと意味があります。
中央のロゴを囲むように描かれているのは、パレスホテル東京にちなんだ食べ物ばかり。伝統のケーキ“マロンシャンティイ”や、昨年惜しまれつつ閉店したフランス料理『クラウン』で人気だったデザート“ピアノショコラ”など、ファンの心をくすぐる演出が素晴らスィーツなのです。
箱から取り出すと、これがまた素敵。なんと、チョコレート1枚1枚がアルバムのように包装されています。額縁のように収められており、ページをめくるとまるで絵画を見ているような気持ちになります。
チョコレートを取り出しても、チョコレートと同じ絵柄がケースにも描かれているのもめっちゃイイ! 食べ終わっても、ケースを飾っておきたくる、かわゆスィーツな仕掛けです。
入っているチョコレートは全部で6枚。絵柄の美しさにも惚れ惚れしますが、カカオの含有量が、71%、46%、35%、34.5%、30%と、1枚1枚細かく分けて作られているところにもこだわりが感じられます。全部紹介したいところなのですが、個人的にオススメの2枚をチョイスしてみました。
「Lemon」というチョコレートはレモンが描かれていますが、レモン味ではありません。ヴァローナ社のフルーツ・クーベルチュール「インスピレーション・アマンド」を使っていて、アーモンドの香ばしさを楽しめる味わい。フルーツ・クーベルチュールとは、天然由来原材料のみを使用した製菓用のチョコレートです。チョコレートマニアとしてもグッときますねぇ。やさしい甘さのなかで追ってくるナッツ感がとってもいい。
「Swan」は、フランボワーズ味のチョコレートです。甘さと酸味のバランスが絶妙で、果実のようなジューシーさを感じる口どけがたまりません。女性はとっても好きな甘さだと思います。こちらも「Lemon」と同じくフルーツ・クーベルチュールの「インスピレーション・フランボワーズ」を使用しています。マニアックなところだと、ホテルの目の前にあるお濠(ほり)に住む白鳥を描いている細かな演出にもグッときます。