急に肌寒くなり、暑すぎた夏の疲れがどっと出ている人も多いのでは? しかし、今年はコロナ禍で迎える、はじめての秋冬シーズン。新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行も懸念されるなか、テレワークの継続で相変わらず“運動不足”を実感している一方で「少しでも健康な体で、この秋冬を過ごしたい!」と考えている人も多いことだろう。

そんな今シーズン、ぜひとも見直してほしいのが、自らの体力を高め、健やかな体を作る〈セルフコンディショニング〉という意識。そこで注目したいのが、自宅で寝転びながら体幹を鍛え「自分自身の健康は自分で守る」ことをコンセプトとして作られた「ストレッチポール」だ。

『公式ストレッチポール&ひめトレBOOK』(小社刊)は、日本にストレッチポールを普及させた日本コアコンディショニング協会(JCCA)による、公式のトレーニングメソッドを収録した、ロングセラー本である。

▲公式ストレッチポール&ひめトレBOOK 新装版

このコロナ禍で「運動不足」「座りっぱなしで体のゆがみが気になる」「姿勢が悪くなってきた」という人にこそ、まさにうってつけのストレッチポール。トップアスリートの愛用者も多数、これまでに300万人以上が“実感”した「1日5分」のトレーニングメソッドで、さっそく健やかな体作りをはじめてみよう!

ゆがんだ体を“正しい状態”に導くコツ

朝、起きた時に「疲れがとれない」と感じる人は多いはず。寝ているときの筋肉の状態を専門の機器で計測すると、腰など体の一部分に集中して圧力がかかっていることが分かる。

つまり、しっかり寝ていても「疲れがとれない」と感じるのは、筋肉が完全にリラックスできていないことが理由の一つ。しかし、きちんとした睡眠こそが〈セルフコンディショニング〉の基本であることは、自明の理……。

これを解決するのがストレッチポールだ。ストレッチポールに乗ると体の外側の筋肉が緩み、また、簡単なエクササイズをすることで体のコアの筋肉も緩むため、完全なリラックス状態に入ることが可能になる。

さらに、筋肉が緩むことで背骨や胸郭、骨盤に股関節といった骨格が正しい位置に戻り、体が本来あるべき姿にリセットされるのだ。

「筋肉がゆるむ」→「骨格が整う」→「呼吸が深くなる」→「脳がリラックス」というメカニズム。これこそが、ストレッチポールがゆがんだ体を“正しい状態”へと導き、肩こり・お腹のたるみ・腰痛・冷え・むくみ・不眠など、さまざまな不調を改善させる理由なのである。

「多忙な日々で、すっかり運動不足」「体は鍛えたいけれど、人の多いジムに通うのは抵抗がある」という人でも、ストレッチポールなら「自宅でポールに乗って短時間のエクササイズをするだけ」で、体をリセット!

さらに、使い続けることで「体幹を鍛え、ボディラインを引き締める」ことも可能だ。そう、ストレッチポールはウィズコロナ時代における、あなたの最強の“武器”となりえるかもしれない。

▲短時間のエクササイズで体をリセット! イメージ:PIXTA

まずはエクササイズに入る前に、ストレッチポールの基本となるセルフモニタリングや乗り方、基本姿勢そして準備運動をおさえておこう。ここをしっかり覚えることで、エクササイズの効果は格段にアップする。

◎セルフモニタリング

▲公式ストレッチポール&ひめトレBOOK 新装版』(小社刊)より

最初に、いろんな姿勢や動作で現在の自分の体の状態を確認してみましょう。エクササイズ後に再チェックすると体の変化が分かります。

◎乗り方・降り方/基本姿勢

▲公式ストレッチポール&ひめトレBOOK 新装版』(小社刊)より

まず、ストレッチポールの正しい乗り方と降り方を覚えましょう。ストレッチポールを正しく置いて、あとはお尻から頭までを載せるだけ!

続いて、ストレッチポールのエクササイズを行うときの基本となる姿勢を覚えましょう。ほとんどのエクササイズで、まずこの姿勢をとります。