人気ヒーラーのyuji氏が、その著書『yujiの星読み語り』(小社刊)の中で「時代の移り変わりのボルテージが最高潮」になると書かれた“大変革”の年・2020年――。

2019年12月のインタビュー時にも、yuji氏は今年を「破壊と再生の年」と表現。「あらゆる常識が崩れ去り、世界構造の土台そのものが変化する」と指摘した通り、私たちの生活はコロナショックによって“新しい生活様式”へと一変。まさに、土台から変化せざるをえない一年となりました。その星読みの“的中率”に、思わずうなった人も少なくないはず……。

ここでは「コロナショックは(時代の変革の)まだ序章」と話すyuji氏が、来るべき新時代の幕開けのための“準備”をすべく〈激動の新時代を生き抜くためのヒント〉について、全4回の集中連載をスタート!

激動の2020年もあと、残りわずか……。最新刊『星2.0』(光文社)も好評のyuji氏から、珠玉のメッセージを受け取り、新しい自分(NEW ME!)となって、2021年を迎えてみませんか?

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「土」の時代から「風」の時代へ

――激動の2020年も残りわずかとなりました。あらためて、私たちは今、どのような“星”のなかにいるのか、今年を振り返りつつ、お話いただけますでしょうか。

yuji 2020年もいろいろありましたけれど、遡れば2018年から続いているテーマは、今まで生きてきた「自分の型からの解放」なんです。みなさん、今回のコロナの件でもステイホームのときに「私は何がしたいんだろう?」「このままでいいのかな?」「ここに住んでいていいのかな?」など、いろいろ考えたのではないでしょうか? その結果「働くありがたさが分かった」「やっぱり、今の会社で仕事を続けたい」などと、言動一致ならぬ、言“心”一致していればオッケー。でも、でもそうじゃない場合は「いい加減、本心の方を優先させて本質に戻ったら?」ということ。

つまり、これがどういうことかといいますと、星読み的には、今までの「自分の型」みたいなものを、“心”がどんどん追い越していってしまうようなタイミングなんですね。だからこそ、多くの人が「この本心に気付いちゃったら、もう、この型いらなくない?」という流れになっていくわけです。実際、そんな年でしたよね。

――本心に気付くことで「型」自体の輪郭が曖昧になっていきますよね。

yuji はい。まさに、その「型」の輪郭をアップデートさせていくのが今年の動きなんです。たとえば、一昨年の今ごろまでは、個人セッションがメインだった僕も、今ではライブ配信も頻繁にやっていますし、仕事のスタイルがだいぶ変わりました。

もちろん、先ほどの「やっぱり、今の会社で」というように、言“心”一致している場合でも、自分は変わらなくても社会が変わることによる余波みたいなものは、感じていくことになるのかもしれません。

――まさに社会レベルでの変革期、なんですね。

yuji そうなんです。なぜかといえば、これまでは『土』の時代と呼ばれる、いわゆる「型」の時代だったので、今の人気商売である年収が高そうな仕事、競争率が高そうな仕事というのは、土の時代の追い風を受けることができた。ところが、これからは土の時代から『風』の時代へと切り替わるので、その追い風がなくなってしまうんですよ。

そうすると、本来なら“心”は違うことを求めているのに「年収が高いから、ステータスがあるから」という理由で仕事を選んでいる人の場合、このタイミングで「なにかが違う!」と気付かされることになるかもしれません。もしくは、追い風がなくなることで、その仕事自体に魅力がなくなり「なんか、もういいかな」となる人も……。もしくは、他のやりたいことが見つかって向き合っていくとか、そんな感じで切り替わっていくだろうと思います。

――土地もそうですよね。仕事でも、東京の一極集中が崩れつつあります。

yuji そうですね。もちろん東京が合う人は、東京にいるでしょうけれども「仕方なく都心に来るしかない」って人もいたはず。そういう人は、地方でもこれから仕事が増えていくはずなので、そっちに戻ってもいいでしょうし、そもそもテレワークが拡大したことで、東京でなく好きな地方で仕事をすることになる人もいるでしょう。

これからの風の時代は、ITだったりとか、YouTubeなどを仕事に生かす人に、追い風が吹いていきます。社会構造が2~3年かけて大きく変わっていくので、いわゆる時代の花形商売みたいなものも変わっていくはずです。逆に、今までの「終身雇用!」「好待遇!」みたいなウリの組織は、凋落していく可能性が大きいですね。2020年というのは、その「型」の輪郭をアップデートさせていくための、まさに序盤といえるでしょう。

――もうかなり変わったような気が……。本当に「序盤」なんですか? 

yuji はい。全然序盤です(笑)。

「社会構造が2~3年かけて大きく変わっていく」とyuji氏 イメージ:PIXTA