レッスンのときからアメフラっシはアドレナリン全開!

優月 完成したMVを、移動中の車で見させてもらったんですけど、みんな感動しちゃって「もう1回、もう1回!」って(笑)。結局、10回ぐらい見たけれど、それでも足りなかった。ぜひ、みなさんも何度も見てください! 

愛来 MVを見て、興味を持ってくださった方が「今度はライブに行ってみよう!」と思っていただけると本当にうれしいし、8月の有観客ライブでやっとその一歩を踏み出せたような感じがします〔※この座談会のあと、11月15日に渋谷での有観客ライブが決定!〕

――少しずつですけど、いい形でいろいろな歯車が噛みあってきました。ちょっと話を遡りますが、7月の配信ライブのとき、愛来さんの「挙動不審」ぶりが気になったんですよ。

萌花 えっ、ライブ中なのに挙動不審?

――曲の最中というか、自分が歌っていないパートで目が泳いでいる。最初はなんだろう?と思ったんですけど「これ、ひょっとしたら配信用のカメラをチェックしているのかな」と。いまどのカメラに赤いランプがついているのか、とか。

愛来 はい、そうです。やっぱりカメラの向こうにいるお客さんを意識しなくちゃいけないし、どのカメラが私のほうを向いているのかとか、いまどのカメラが撮っているのか、とか……それって、ライブでお客さんの視線を意識するのと同じだと思うんですよね。

――そうなんですけど、それを久々のライブで冷静にできるのはすごいと思うし、僕たちは現場で見ていたから、その行動に気づいたけれども、おそらく配信の映像にはそういう姿は映っていないはず。「コロナ禍でもしっかりと成長しているなぁ」と感心しました。やはり無観客だと冷静になれる部分もあるんですかね?

優月 ただ、無観客でもライブが始まるとアドレナリンは出ます!

愛来 あーっ、出たよね。

――それは、演者さんにしか分からない感覚ですよね。

萌花 ただ私たちの場合、レッスンのときから、すでにアドレナリンが出ている感じだよね。

はな そう! たとえば曲の歌い出しでも「1,2,3,4」って、カウントを取ってもらうとうまくできないんだけど、実際に曲のイントロを流してもらうとアドレナリンが出るのかな、うまくいくんだよね。

優月 でも、やっぱり目の前にお客さんがいてくれるのが最高です!