来るべき新時代の幕開けのための“準備”をすべく、yuji氏が『NewsCrunch』読者のために語った集中連載「激動の新時代を生き抜くためのヒント」の連載2回目。
「2020年上半期のコロナショックは、時代の変革のためのプロローグにすぎない」「11月から12月にかけて、さらにドラスティックに世界が変わっていく」と新しい世界の幕開けについて語ったyuji氏。今回は、そんな新時代の幕開けとなる2021年からの“キーワード”について、お話を聞いていきます。
激動の2020年もあと、残りわずか……。新刊『星2.0』(光文社)も好評のyuji氏から珠玉のメッセージを受け取り、新しい自分(NEW ME!)となって、2021年を迎えてみませんか?
縦(上下)のつながりから横(個人)のつながりへ
――年末に迎えるグレートコンジャンクションなどの星の動きによって、ドラスティックに世界が変わっていく、というお話をうかがいました。そこで、そんな新時代の幕開けについて、さらなる「星読み」をお聞かせいただけますでしょうか。
yuji そうですね。ひとつ大きなポイントをお話すれば「縦のつながりから横のつながりへ」ということが言えると思います。僕が1年かけて「ゆじたび」※をしたのも、まさに、ここを意識していたから。先手を打って横のつながり重視の旅をし、全国にネットワークを生み出すことができました。結果的には、全国に「yujiサテライト」のようなものができて(笑)、みなさん面白い取り組みをされていらっしゃいますよ。
――「NEW ME」と書かれたTシャツを作られた方もいらっしゃいましたよね! ちなみに、yujiさんのおっしゃる「縦」と「横」のイメージについて教えてください。なんとなく「縦」は上司、「横」は友人などのフラットなイメージがありますが……。
yuji 「横」というのは、もちろん友人なども当てはまりますけれども、ここでいう2020年以降の「横」とは、性別・肩書・社会的な属性うんぬんのボーダーを超えて、つながることができる関係性のことです。たとえば、趣味が同じだとか、好きな俳優が同じだとか、そういうことだけでも、いくつかのつながりができますよね? これは、本当になんでもいいんです。僕もツイッターなどで、最近わざとやっていますけど「たけのこの里か、きのこの山か?」みたいな(笑)。
――一気に、身近な話になりました(笑)。
yuji あれを見てくださった人が「私もたけのこが好き」と思ってリプライで書き込んでくるとか、そんなささやかなことでも一緒に盛り上がることで、何となく連帯感が出てくるものなんですよ。だから、僕は「きのこの山がいい」という人には、いいねを押さないんですけど。だって「YOU、きのこじゃん!」と思いますから(笑)。
いずれにせよ「たけのこの里」が好き、という一点のみでも、僕とひとつのつながりができると思いますし、そういった好き嫌いを出すのはイデオロギーなどのレベルの話ではありませんから、出しやすいですよね? しかも、自分にとってはくだらないことでも、その人にとってはめちゃめちゃ大事なことかもしれませんし。ちなみに、僕からすればそれこそ「たけのこの里派か、きのこの山派か」はめちゃめちゃ大事なこと(笑)。そんな感じです。
――それが、ひとつの「横」の繋がりということですよね? そういうところからでも何かが生まれたら面白いですし、単純に楽しいというのもいいですね。
yuji そうです、そうです。ちなみに「横」のつながりには“分からないこと”もポイントになるんですよ。たとえば「最近こういうこと起きたんだけど、これに詳しい人、誰か知らない?」と投げかけると返ってくることがありますよね。「yahoo!知恵袋」なんかは、まさに「横」のつながり。自分の分からないことを聞いたら誰かが返してくれる。僕はいつも、なかば呪文のごとく言っていますけど、これが「凹と凸を合わせる」ということなんです。
――なるほど、凹と凸の合う“仲間”を見つけるということですね!
yuji はい。でも、今は多くの方が、凸も凹もない状態にあるんですよね。ひっかかるところがない。だからこそ、これからは凸も凹も出しまくるといいと思います。