行動を「最短」「最速」「最大」にするコツ

しっかりとした意味が付いていない行動は、目標の達成にもつながりませんし、やるだけ時間のムダになってしまうのです。結果を出す人は、社会に貢献できる行動をする際に3つのことを考えます。

「最短」「最速」「最大化」です。

今からやる行動は、自分が成すべきことに対して「最短、最速で、結果を最大化できるだろうか」と考えるのです。多くの人は、目の前に来たことを「こなす」という視点しか持っていませんが「最短」「最速」「最大化」の視点を持つだけで、行動の質は飛躍的に高まるのです。

▲行動を「最短」「最速」「最大」にするコツ イメージ:PIXTA

たとえば、手術はわかりやすい例になります。患者さんの心と体の負担を減らすためにも、スピーディーに短時間で手術を終わらせ、いい治療をして満足してもらうことは非常に大切です。

私は常に「最短、最速、最大化」で手術をするには、流れをどう組み立てればいいのか、どの行動を排除するべきかという意識で動き、価値あるものだけを選択して行動していくよう心がけています。

何か行動を起こすのなら、その一つひとつに意味を持たせるべきです。そうしなければ、ムダな行動をすることになってしまいます。

行動の意味を、他者に説明できるくらいに明確にしてください。それが説明できないのなら「最短、最速、最大化」の行動ではないということです。自分の行動に対して、常に意味を説明できるかというのは、良質な行動を選択するためにも、行動の内容の質を高めるためにも必要なことです。

また、成功者はさらに考えています。

次の行動の結果を最大化するためには「今の行動は正しいのか」ということまで考えて行動するのです。