「道の駅かみゆうべつチューリップの湯」を満喫

続いて訪れたのは、令和元年にオープンした「道の駅遠 軽森のオホーツク」。ここは建物の裏がすぐスキー場になっていて、道の駅がスキー場のロッジも兼ねています。道の駅に来たつもりが、そこはゲレンデでしたって、なんか不思議な光景です。

▲道の駅の裏がにスキー場のゲレンデが

別棟には、高濃度炭酸泉の足湯もありました。とても気になったのですが、結局入らず……。私はバイクでのツーリング中は、あまり足湯に入ることがありません。なぜなら、トレッキングシューズを脱いだり、ジーンズとインナーに履いているサポートタイツをまくったりとかの手間が面倒だから。その手間を考えると、足湯があっても入るのは億劫になってしまいます。もっと、ささっと入れれば良いのですが。

▲残念ながら足湯は眺めるだけ…

次に向かったのが、日帰り温泉併設の「道の駅かみゆうべつチューリップの湯」。ここでお風呂タイムにします。ようやく昨日の汗を流せます。キャンプ場によっては、夜お風呂に入れず、そのまま寝ることもしょっちゅう。車でのキャンプでしたら温泉に入って、その場所で車中泊するってこともできますが、バイク旅じゃそうもいかないんですよね。つらいところです。

チューリップの湯は清潔感のある施設でした。フロント前には、小さいスペースですが湧別産の野菜が並んでいました。道の駅では久々に見る野菜たち。すごくおいしそうだったので、お風呂の前に思わず青唐辛子を購入してしまいました。炒め物にしても、パスタの具にしても、おいしくいただけそうです。

肝心のお風呂はというと、内湯には大きな窓があって、明るく開放感のある広めの浴場となっています。露天風呂もありましたが、日陰がなく直射日光で暑そうだったので、内湯だけにしておきました。

お昼頃だったためか、お風呂に入っている人はまばら。ゆっくりと湯舟に浸かることができました。加温はしているようですが、無色透明でぬるぬるとした泉質のお湯で、上がるとお肌はすべすべに。洗い場には仕切りがついていて、隣の人が気になることもありません。清潔でいい温泉でした。

▲チューリップの湯の館内はきれいでした

ただ、この日の気温は30°C近くだったため、さっぱりしたのはほんの一瞬。温泉に入ったあとの汗もなかなか引かないし、炎天下で駐車場横にある旧中湧別駅やSLの写真を撮っていると、もう汗だくになってしまいました。この状態でバイク用のジャケットを着たくないな~って、本気で思ったくらい。もちろん我慢して着ましたけど。あとはただ、暑さに耐えるしかありません。

「道の駅サロマ湖」でカキカラを味わうことはできず(泣)

暑さと戦いながら、サロマ湖沿いに 網走方面へ向かいます。サロマ湖は、日本最大の汽水湖で、湖としても日本で3番目の大きさを誇ります。端から端まで走ったけど、かなりの距離がありました。

「道の駅サロマ湖」で遅めの昼休憩。暑さもあり、だいぶクタクタになってしまいました。ここでは、以前に食べられなかった牡蠣の唐揚げ=カキカラを食べようと思っていたのですが、なんと品切れ……。この日の入荷はまだこれからだそうで。ガーン、大ショック! 胃袋が完全にカキカラになっていたので、何を食べるかかなり悩んでしまいました。

結局、サロマ豚丼を頼みました。サロマ豚という、佐呂間町内で育てられたブランド豚を使っている、ご当地食材のメニューです。豚バラ肉に濃い目の甘辛だれが絡んでいて、ご飯がどんどん進んじゃいます。上に乗った紅生姜がまた良いアクセントになっていて、口の中が一気にさっぱりとします。ガッツリ食べるつもりじゃなかったのに、真逆にいってしまった~。

▲見ただけでヨダレが出ちゃいそうですね

ちなみに「道の駅サロマ湖」は、サロマ湖のほぼ中央にあるのですが、道の駅からサロマ湖は見えない作りになっています。この辺りでサロマ湖を見るには、岩山山頂にあるサロマ湖展望台まで行かなければなりません。

道の駅の敷地内に登山道の入り口がありますが、徒歩だと展望台までは約1時間の道のりになります。車道もあるので車やバイクでも行けるのですが、この道は林道となっているため、山頂付近までずっとダートなんです。以前に来たときはレンタカーだったので行ってきましたが、 さすがに荷物満載のバイクでダートを走るのは無理。距離も長いし、登り下りもあるので、万が一転んだらシャレにならないと今回は諦めました。前回すれ違ったライダーを見て、よくこんなところまでバイクで来るな~と驚いたのですが、私にはちょっとハードルが高かったです。

というわけで、以前に見たサロマ湖展望台からの景色がこちら。 サロマ湖が一望できる大パノラマです。

▲サロマ湖展望台から見た景色。砂州の向こうはオホーツク海です