連載中の車中泊マンガ『渡り鳥とカタツムリ』の舞台としても登場した「道の駅こすげ」。道の駅&ソフトクリーム評論家の平賀由希子さんが、車中泊&道の駅スペシャリストである浅井佑一さんと一緒に取材してきました。withコロナ時代のマイクロツーリズムとしても注目される「道の駅こすげ」を紹介します。

編集部注:この取材は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に注意しながら行いました。

アスレチックにグルメと1日遊べる「道の駅」

こんにちは。「道の駅」旅ライダーの由希子です。

今回は連載中の『渡り鳥とカタツムリ』の現地取材も兼ねて、道の駅&車中泊のスペシャリストとして活躍中のフリーライター・浅井祐一さんと一緒に山梨県にある「道の駅こすげ」へ行ってきました。ここは第8話で、つぐみさんたちも立ち寄っている道の駅なのです。

▲第8話の舞台は、山梨県 道の駅こすげ (渡り鳥とカタツムリより)

浅井さんはキャンピングカーや車中泊の第一人者。『渡り鳥とカタツムリ』では、私とともに製作協力をしています。今回は、私もバイクを置いて、浅井さんの所有するキャンピンカーに乗って道の駅旅をしてみました。

「コロナ禍での旅」ということで、車中ではマスク着用で、窓も開けて常に空気の入れ替えをし、密にならないよう注意。もちろん、朝起きてからの検温も問題なし。確かに、バイクと違って車内って密な空間。窓を開けるのを忘れないようにしないとですね。

道の駅こすげは、私も浅井さんもおすすめの道の駅。東京から近いし、自然も豊かだし、ご飯も美味しいし、アクティビティもばっちり。近場でおすすめの道の駅を聞かれたら、真っ先に答えるかも。

▲特産品は川魚「山女魚(ヤマメ)」、フォトジェニックな看板をパチリ

普段はバイクなので、中央道上野原インターから山道を走って行くことが多いけど、今回は車なので、大月インターから国道139号を走って行くことに。こちらの道はトンネルが開通して、かなり便利で走りやすくなったと思いました。大月インターから道の駅まで約40分で到着。

標高700mのところにある道の駅なので、涼しいかな~て思ったら、かなり暑い。梅雨が明けて、もうすっかり夏の日差し。平日の午前中ということで、駐車場は空いていました。

そんな駐車場の端っこには、キャンピングカーの姿が。しかも夏休みということもあるのか、次々と入ってきます。ここ、道の駅こすげにはRVパークがあり、車中泊ができるようになっているんです。

▲車中泊のスペシャリスト・浅井さんの車にはポップアップルーフも

浅井さんにRVパークについて聞くと「車中泊ができる専用スペース」とのこと。利用料金は車1台につき1泊2500円かかるけど、AC電源が使えて、ゴミも捨てられ、スペース内にイスやテーブルを出して、くつろぐこともできるという! ただし、火気の使用は厳禁。料理や焚き火、花火はできないので注意してください。

車中泊をする人にとっては、貴重な道の駅なんですね。ちなみに、キャンピングカーだけでなく、普通の車でもRVパークは使えるそうなので、車でふらっと来て、自然に囲まれ、のんびりとした時間を過ごし、車中泊して翌日に帰るなんてのも、やってみたいなぁ。

RVパークがある、というだけでも珍しいのに、ここには他にはない面白いアクティビティーがあるんです。

それが『フォレストアドベンチャー・こすげ』というアスレチック施設です。

専用のハーネスを装着して、木から木へ移動したり(しかも最高地点15mとかなりの高さ!)、長さ137mのジップスライドがあったりと、かなり本格派。

やっている人を見て、面白そうだな~っと思ってはいたけど、今までなかなかやる機会もなく。「今日はチャレンジするぞ!」と、やる気満々で動きやすい格好をして来たら、なんとまさかの定休日。

こうなってしまうと、登山でもするような服装で来てしまったのが恥ずかしい……。アスレチック体験をしてみたい方は、水曜日が定休日なのでご注意を。

▲プライベートで是非チャレンジしてみたい!