全世界で話題沸騰中のタイBLドラマ『2gether(トゥギャザー)』。ドラマは日本でも多くのメディアに取り上げられ、ますます盛り上がる予感。そして11月11日から待望のコミカライズが連載スタート!
気になる第2話(前編)が12月9日に配信となるが、作画を担当する漫画家・奥嶋ひろまさ先生に『2gether』コミカライズに至った背景などを、ニュースクランチ独占で熱く語っていただきました。
「タイBLってなんだ?」から始まった
――まずは『2gether』を知ったキッカケから教えてください。
奥嶋ひろまさ先生(以降、奥嶋) 知ったキッカケですか? 知ったキッカケは、Twitterですね。Twitterで“タイBL”というのがあるって知って、それで僕がリツイートして「タイBLってなんだ?」みたいなのをつぶやいたら、フォロワーの方たちが、いろいろと教えてくれたんですけど、僕は学生モノが好きなので、最初に見るなら『2gether』かなって。
――わりと偶然な感じで、選んだのが『2gether』だったんですね。
奥嶋 『2gether』自体は本当に偶然ですね。その時に違う作品を選んでいたら、今は……(笑)。
――なるほど(笑)。 すごい、運命だったんですね。いつ頃か覚えてますか?
奥嶋 そうですね。たしか今年の3月とか4月とかじゃないですかね。ちょうどYouTubeで有志の方が翻訳してくれていたんですけど、僕が見たタイミングが「来週、最終話が載ります」みたいなときでした。
――最終回のタイミングだったんですね。そして、コミカライズの依頼がきたと。
奥嶋 夏頃にいただいた感じだったかな。
――そのときの気持ちというか、心情的なものってどうだったんでしょうか?
奥嶋 本気(マジ)か、って感じです。この頃にファンアート描いてたんで、ホンマこんなことあんねんな、って。
――びっくりされたんですね。
奥嶋 最初、別のなんか『トゥギャザー』みたいなのが始まるのかなって。そういう企画の中の一つかな、みたいな感じで。
――話が噛み合わなかった(笑)。
奥嶋 なんか、いろいろ訳がわからなかったです(笑)。こんなことがあんねんな、みたいな感じで。最初は、運命みたいなのと、あとはホンマに大丈夫かな、僕で大丈夫かなっていう不安です。
――なるほど。担当編集は、奥嶋先生は忙しいし断られるかもって思ってたみたいです。
奥嶋 いやいや。断るっていうのもあったんですけど……、道としては2つあるじゃないですか「やる」と「やらない」と。もし僕が断ったら誰かがやるとして、それを見ている自分も、嫌やなと思って。これは悔やむぞと思ったんで。わりと早めに「やるしかないんやな」って、これきた瞬間にやるしかないんや、って。