お好み焼きにはワイン、という新しい試み
たしかにブルーノート東京も料理がおいしいので、ここも期待できる。カウンターの向こうの鉄板でお好み焼きが焼かれていく。
僕は料理ができていくのを見るのが好きだ。BARでもお寿司屋さんでも天ぷら屋さんでも、どこでもずっと所作を見ている。所作が綺麗な店に、まずい店はない。
期待大。
カウンターからそのまま出来立てを出してくれた。ここの関西風お好み焼きは、たっぷり山芋のおかげでふわふわの食感。豚肉エビから小麦に至るまで、全てが国産の材料で作られている。ソースも、神戸の地ソース2種類をブレンドして、野菜と赤ワインで仕立て直してあるらしい。
赤ワインを入れているあたりが、さすがワインBAR。小麦の量を少なめにして野菜をたっぷり使っているから、お腹にたまらずさらっと食べれる。その辺はさすがBAR飯。
細部まで、すごいこだわり。
こりゃ、お好み焼き屋さんでワインが飲めるって言葉もあながち冗談じゃないかも。ビールとの相性も完璧だ。
続けて1番人気の九条ネギ焼きを注文する。ネギを漬け込んだダシしょうゆをかけると香ばしい香りがあふれる。ここでオススメの白ワインをもらう。スッキリ目の白ワインと相性抜群だった。さすがソムリエさん。
アオリイカの最高バター焼きという気になるメニューを見つけて頼むと、これまた鉄板で焼いてもらってるうちから、うまいとわかる香り。
どれもおいしい。今日の(オススメ)ワインの種類も黒板いっぱいに書かれていて、見るだけでも楽しい。詳しくない僕みたいな人でも、質問してるだけで飲んでみたくなるワインばかりだった。
お店を見渡すとシャンデリアや装飾品がとてもオシャレ。なかでも気になったのがミラーボール。回ることはないっぽいけど。大満足で帰宅し、友達に早速行ってきたことを伝える。
「あー行ってきたんですね。焼きそばは食べました? 焼きそばがめちゃくちゃうまいんですよ」。
また行く理由ができた。
■赤い部屋
住所:東京都港区南青山6-6-21 グロービル B1F
電話:03-6883-4583
定休日:日曜、祝日
新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。