『家賃の安い部屋』長尾氏“初単独インタビュー”のお時間がやって参りました――。

YouTubeチャンネル登録者数なんと54万人(注:2021年2月現在)を誇る、大人気ホラーエンタテインメント番組『ゾゾゾ』の“サブチャンネル”として、突如としてスタートした『家賃の安い部屋』。

『ゾゾゾ』のメンバー、否、スペシャルゲストの“しょうちゃん”こと長尾をメインパーソナリティにして、なぜか家賃の安い(やはり、事故物件なのか……!?)長尾の自宅から放送する、その名も『家賃の安い部屋』は、視聴者から寄せられた心霊写真・映像を紹介するという、日本各地の心霊スポットを駆け巡る『ゾゾゾ』とは真逆のアプローチを持つ番組だ。

ある日、番組ディレクターの皆口(同じく『ゾゾゾ』メンバー)が突然、長尾の部屋を訪れるところからスタートしたこの番組、なんと、すでにYouTube登録者数20万人という『ゾゾゾ』を追随する“おばけ番組”と化しつつある。さらには『読むゾゾゾ』に続き『家賃の安い部屋 心霊写真BOOK』として書籍化も決定した。

ここでは、メインパーソナリティの“しょうちゃん”こと長尾氏の“素顔”に迫る、記念すべき初単独インタビューの様子をご覧いただこう……。

ありがたいのと、恥ずかしいな・・・と(笑)

――『家賃の安い部屋 心霊写真BOOK』が発売されるとのこと、おめでとうございます!

長尾 ありがとうございます。本のカバー(装丁)もめちゃめちゃカッコいいですよね。ただ、自分の顔が全面に出ているので、本になってありがたいのと、恥ずかしいな……という気持ちもありますね(笑)。

このオビの写真は、番組の初回(2019年3月)に撮ったものなんです。でも、ファンの方のなかにも、この写真が好きだとおっしゃってくださる方がいて、今回はクリアファイル(Amazon限定特典)にもしていただけましたし、喜んでいただけているならよかったなぁと思います。

▲著者である“しょうちゃん”こと長尾氏

――以前、落合さん(『ゾゾゾ』メインパーソナリティ)にもメンバーそれぞれの印象について伺ったのですが『家賃の安い部屋』を一緒に作られているディレクター・皆口さんは、長尾さんから見て、どんな印象の方ですか?

長尾 あんまりリアルに言うことはないんですが……「天才」だなって思いますね。頭の回転が早いですし、思考の流れがスムーズなので、たとえば何気ないフリートークの場面でも、編集したものを見て「だから、こうなる(撮った)のか!」と、あとから思うことがよくあります。

トークの最中は「これ、どうやって落ち着くのかな?」なんて思いながら話していることもあるんですが、ふと気づくと、最終的にキレイにスポッとハマるように道筋を作ってくれている。とはいえ、全然どっちらけで終わることもあるんですけど(笑)。

――たしかに、撮影時ではどう編集されるかわかりませんよね。

長尾 そう、だから「あの会話が、こうキレイにまとまるとは……」と。トークの場面は、ほんの5分くらいですけど、現場では下手すると30〜40分くらい、着地点もわからないままフワフワ話していることも多いんです。だから、いつもどう調理(編集)されるのかすごく楽しみです。

▲ディレクターの皆口さんについて語る

――ちなみに、落合さんは以前のインタビューで皆口さんのことを「変な人」とおっしゃっていました(笑)。

長尾 あはは(笑)。やっぱり、紙一重なんでしょうね。普通に会話しているとまっとうな常識人なんですけど、撮影時の発想とかプライベートで遊ぶときとかも面白いです。「こうしよう」「ああしよう」と、いい意味で振り回してくれる。グングンと引っ張ってくれるんですよ。だから、安心して楽しんでいます。今はほぼ撮影のときしか会わないんですけど、以前は買い物に行ったり、飲んだり、ちょこちょこ遊んでいましたね。

――私たちは動画しか見ていないので、お二人で買い物に行くなんて、なかなか想像できません!

長尾 最近は『ゾゾゾ』の移動中の車内で『ワードウルフ』っていうゲームをやったりとか。あとは映画の話をしたり、テレビ番組の感想を言い合ったりすることが多いかも……。