ゆっくりでもいいから人生を前に進めたい

――『青春高校』の活動で、とくに記憶に残っている印象的な出来事は?

小沼 もちろん文化祭やイベントも印象に残っているんですけど、放送前の控え室で、みんながワイワイにぎやかに過ごしていて、若さで満ちあふれていたのが印象的でした。私はみんなが控え室で楽しんでいる様子を見ていましたね(笑)。今日もみんな元気におしゃべりしているなぁ〜って思いながら。

――小沼さんは軽音部のユニット「Hey!School」「地球の音」でキーボードを弾いていましたね。

小沼 途中でメンバーの入れ替えがあったりして大変だったけど、みんなの仲もよかったし、部活は楽しかったです。

――小沼さんのお母さんも趣味でバンドをやっていたんですよね。

小沼 演奏についてとくに言われたことはなかったけど、ライブを見に来てくれたことはありましたね。路上ライブやっていたとき、最初はあまりお客さんが集まらなかったんですけど、お母さんがこっそり見にきて、励ましてくれたこともありました。ありがたかったです。

――路上ライブの感想は言ってました?

小沼 なんか言ってました。「遠いね」とか、そんな感じのことを(笑)。

――路上ライブを行った場所が?

小沼 そうです。ははは(笑)。演奏とか衣装のことについては、何も言ってなかったですね(笑)。

▲ゆっくりでもいいから人生を前に進めたいなって

――これからもバンドは続けたいですか?

小沼 バンドメンバーが優しい人ばかりなので、節々に集まって、何かができればすごく楽しいだろうなと思います。ご時世的にライブとかは難しいかもしれないけど、バンドのメンバーだけでオンライン配信とかもできたらいいなって思います。

――どんなことにやりがいを感じていましたか?

小沼 やりがい……う〜ん。でも、少しずつ進んでいかなきゃという思いはありました。ゆっくりでもいいから人生を前に進めたいなって、だんだん思うようになりました。