TikTokやInstagram、YouTubeを中心に高校生あるあるネタ「高校生ゆうきの日常」が大人気の土佐兄弟。TikTokでは5億回再生、フォロワー90万人と大ブレイクを果たした2人に、あるあるネタの誕生秘話や動画制作の裏側、今後コラボしたい人などを聞いてきました!

お兄ちゃんのアンテナに引っかかると必ずバズるんです

――土佐兄弟さんといえば、やはり「高校生あるある」。このネタの誕生秘話を聞かせて下さい。

有輝 番組の前説をやらせて頂いているんですが、出番まで楽屋でけっこう暇なんですよ。その時間に軽いノリで“文化祭で張り切るヤツっていたよね”みたいな会話から、お兄ちゃんを笑わせるぐらいの感覚でちょっかいを出してたんですよ。

そうしたら、お兄ちゃんが“そのキャラ面白いな! そういうヤツいたな!”ってすごい食い付いて(笑)。“俺が動画撮るから、お前はそのネタを何個か考えてよ”って言われて、そこまで言ってくれるなら、じゃあやってみようかなって。

〇【高校生ゆうきの日常】(YouTube)

卓也 僕個人としては、これはおもろいぞ!っていう感覚はあって、もしかしたら……くらいは思っていました。有輝はいろんなことを僕に仕掛けてくるんですよ。モノマネとか、一発芸とか。いつもは大体“なんだよ、それ!”くらいで終わるんですけど、高校生あるあるのときは、“ちょっとこれは流せないな…。一回話し合おう! そのキャラ一旦抜けてくれ!”ってなりましたね(笑)。

――そこを見逃さないアンテナが鋭いですね。笑って流していたら「高校あるある」は誕生しなかったのかも。

有輝 お兄ちゃんは養成所のときから、そういう感度は高いんですよ。事務所のライブとかも、“今回は俺たち優勝できないな。○○○が優勝する”とか言い当てたり。M-1敗者復活から上がってきたトレンディエンジェルさんが優勝するとか、来年は銀シャリさんだ! とかぴったり言い当ててるんですよ。そういうアンテナがすごく敏感。

――目のつけ所が、演出側に近いんですね。

有輝 すごく一般的な感覚が強いよね。本当にイチ視聴者の目線。国民の代表みたいな(笑)。だから世間とのズレがないんだと思うんですよ。僕は人とは違う目線で見ることが多い。

卓也 そうかもしれないな。庶民感は強い。視聴者の方もテレビを見ていて、そういうのわかると思うんですよね。M-1とかでも爪痕を残してる感じから、この人たち売れそうとか。ぺこぱさんとか、トレンディさんが優勝したときのメイプル超合金さんとかみたいな。

有輝 だんだん言うことが、ディレクターみたいになってきてるんだよな~。高校生あるあるとかも、撮り終わってお兄ちゃんが“これめちゃくちゃいい!”っていうやつは絶対にバズるんすよ。僕からすると“あ、ほんと? そんなにいい?”みたいな(笑)。

卓也 もちろんネタに強弱をつけているわけじゃなく、撮ってみたらバズりそうだなって思うんですよ。

▲楽屋ノリが5億回再生につながった土佐兄弟