例えば、いつもと少しだけ作り方を変えてみる。例えば、少しだけ新しい食材や組み合わせにチャレンジしてみる。少しの工夫で今までの味の“限界”を超えるレシピを紹介しているYouTubeチャンネル「くまの限界食堂」はご存じだろうか? 登録者があっという間に40万人を超え、再生数300万回超の人気レシピもある話題のチャンネルだ。

今回は待望の書籍『今日の限界めし』(小社刊)が、6月4日に発売されたことを記念して、ニュースクランチ読者が大好きであろう「カレー」と「餃子」の2品を紹介します!

※本記事は、KUMA:著『今日の限界めし』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。

市販のルーが店の味になる「劇的旨味カレー」

▲劇的旨味カレー
■材料(4~5皿分)
カレールー(刻む)……1/2箱 ★ジャワカレーがおすすめ
肉(好みの種類、ひと口大)……250g
エノキ(粗みじん)……1袋
玉ねぎ(すりおろし)……大3個
ニンジン(すりおろし)……1本
ブラウンマッシュルーム(半分に切る)……5~6個

【A】
水……700㎖
塩……2.5g(肉の1%)
こしょう……少々
はちみつ(または砂糖)……小さじ1

サラダ油……適量
クミンシード(あれば)……適量
バター……20g
ご飯……茶碗大盛り1杯(1皿あたり)

<つけ合わせ(好みで)>
マッシュルーム(スライス)
トマト(くし切り)
EXVオリーブオイル……適量
パセリ……適量

■作り方

1.鍋に多めの油を熱してクミンシードを入れ、パチパチ音がしてきたら肉を加えて炒める。火が通ったら一旦取り出す。

2.〈1〉の鍋で、エノキを弱火でしっかり炒める。茶色くなってきたら玉ねぎとニンジンを加え、よく混ぜながらさらに炒める。

3.水分が減ってきたら【A】と〈1〉の肉、マッシュルームを入れて30分ほど煮込む。

4.〈3〉にカレールーを入れてよく混ぜる。バターを加え、弱火で1時間ほど煮込む。

5.器に盛ったご飯にかけ、好みでEXVオリーブオイルとパセリで和えたトマトと、マッシュルームを添える。

■POINT
マスト食材はエノキ。じっくり炒めて旨みと香りを凝縮させるべし。他に入れたい食材があれば〈4〉で加えてください。ルーは冷凍保存できます。

 エンドレスに食べられる簡単・安い・旨い「包まない餃子」

▲包まない餃子
■材料(25皿分)
豚こま切れ肉……100g
ピーマン(細切り)……1個
ニンジン(細切り)……1/3本
タケノコ水煮(細切り)……40g
ニラ(6~7㎝長さ)……1/3束
餃子の皮……25枚
オイスターソース……大さじ1
塩、こしょう……各少々
てんぷら粉……適量
サラダ油……適量
ごま油……適量

<味噌だれ>
【A】
味噌……50g
酒……大さじ3
みりん……大さじ1

【B】
砂糖……大さじ2
醤油……大さじ1/2強
ニンニク……1片
いりごま(またはすりごま)……大さじ1
一味とうがらし……好みで

■作り方

1.豚肉は小さめに切り、塩、こしょうを振ってオイスターソースをもみ込む。

2.味噌だれを作る。ボウルで【A】をよく混ぜ合わせ、味噌が溶けたら【B】を加えて混ぜる。レンジで1分30秒加熱する。

3.バットに天ぷら粉を広げた上で、餃子の皮に具材をのせ、二つ折りにしてくっつける。

4.フライパンにサラダ油を熱して〈3〉を並べて弱火で焼き、軽く焼き目がついたら餃子が半分つかるくらいまで水(分量外)を入れて強火にし、フタをして蒸し焼きにする。

5.水分が無くなったらフタを取り、ごま油を回しかける。パリパリと音がしてきたら皿に返して完成。

■POINT
天ぷら粉をつけることでパリパリ羽付きに仕上げます。自家製味噌だれには、クルミなどのナッツを細かく砕いて加えてもGOOD! 定番の酢醤油も間違いない。