まだまだ日本各地に眠る魅力を発掘せよ! テレビのバラエティ番組やYouTube、コメンテーターに美容家など、幅広く活動しているEXITが、大規模ライブツアーが開催されないような地域に出向き、その街を元気にする全国活性化ツアーを開催!

しかもライブを通して、その地域の多くの人・物と出会い、その魅力を自分たちのコミュニティを活用して発信していくという。NewsCrunchでは、そんな意義あるツアーに完全密着。その地域の銘品や観光地を紹介しながら、随時、各地のレポートを届けていきます。記念すべき連載スタートとなる萎えぽよエリアは熊本県・大津町です!

▲あなたの街にチャラ男を呼びませんかSP

EXITが地域と一体となって目指す地方活性化

従来の芸人の枠を飛び越え、多様な活動で獅子奮迅の勢いを見せるEXITが、地方の活性化をテーマに企画した『萎えぽよエリアぶちアゲ地域活性化ツアー』。「あなたの街にチャラ男を呼びませんか?」と募り、応募があった100あまりの市町村から選ばれた14箇所を巡るツアーが今月からスタートした。

北海道の大樹町(たいきちょう)、比布町(ぴっぷちょう)に続いて開催される舞台は、熊本県大津町(おおづまち)。県北部に位置する人口約35,000人の町は、熊本空港からも程近く、車で約10分という距離だ。

▲肥後大津駅の看板。飛行機に乗っているのはご当地キャラの「からいもくん」

EXITはただライブを行なうだけでなく、町のいろいろなところに出向いて現地の人たちと交流し、名物を食べたり名産品を紹介したりすることで、地域のプロモーション業務を担う。

EXITの2人はこの日、大津出身の力士である不知火光右衛門(しらぬいこうえもん)の墓所や、国指定文化財の武家屋敷『江藤家住宅』など、主に町の南西部を巡ると聞いていたため、私は中央部である駅の周りを散策してみることにした。

肥後大津駅のビジターセンターでもらった地図を頼りに、周辺の名所旧跡をチェック。まずは『御客屋門』へ。江戸時代の参勤交代道である豊後街道から移設された門で、肥後細川家の家紋である九曜紋が瓦に刻まれているのが特徴。

▲御客門。奥に見えるのが苦竹年禰神社の水車

その奥にはもう一つの名所『苦竹年禰神社(にがたけとしねじんじゃ)』があり、近くには町のシンボルでもある大きな水車が見えた。

今回初めて九州を訪れた道産子の私にとっては、住宅街のド真ん中にこんな重厚な歴史的建造物がある風景は珍しく、シンプルに感激。少し足を伸ばして『日吉神社』へも行ってみたのだが、高台から一望する町並みも素晴らしかった。東京のように高い建物がないので、空が大きく感じるのもいい。 

▲苦竹年禰神社には、全国でも珍しい鯰(なまず)の石絵馬が奉納されている