EXITが訪問した和菓子店で店主が感激したこと

続いて向かったのは『浪花屋本店』さんという、江戸時代後期から続く老舗の和菓子店である。現在の店主は七代目となる古庄さとこさん。彼女が作る「銅銭糖(どうせんとう)」は郷土銘菓として親しまれており、EXITの2人も午前中に店を訪れていた。

▲EXITが訪れた和菓子店『浪花屋本店』は大津銘菓「銅銭糖」で有名

保存料不使用にこだわる浪花屋本店の銅銭糖は、優しい甘さの素朴なお菓子で、りんたろー。と兼近は出された「ぷれーん味」「きんかん味」を2つとも平らげたそう。ちなみに、前の訪問先である『JAほりだしハウス』で「いも天」を食べた後、しかも、りんたろー。はダイエット中ということを知り、さとこさんは「それでも全部食べてくださったんですね。作り手の気持ちがわかる方たちなんだなと思います」と、いたく感激していた。

26年間の企業勤めをしたあとに、家業を継いださとこさん。紆余曲折を経て和菓子職人となった彼女は、これまでの道のりを「全てが今につながっていることを思うと、人生に無駄なことなんてないですね」と振り返る。奇しくもそれはりんたろー。と兼近がいつも言っていることと重なって、私も大きく膝を打ったのだった。

店内の上がり框(かまち)には、今しがたEXITが書いていったサイン色紙が並べてあり、りんたろー。と兼近は、さとこさんの分はもちろん、先代であるお義母様の分、八代目になるかもしれない(?)娘さんの分と、それぞれに名前を入れてサインを書いてくれたそうだ(なんて優しい!)。

▲EXITが残した色紙はなんと計5枚(写真は4枚)。左は「銅銭糖」のパッケージ。

そのなかに“9代目たくやさん”“10代目ここあさん”に宛てたものもあったので「この方たちはお孫さんですか?」と聞くと「いえ、そんな子はいないんですけど、色紙が余っていたから書いてくれたのかな(笑)」との返事。2人のあふれるサービス精神にクスリと笑ったひとときだった。

私が滞在していた間にも、EXITが訪問したことを聞きつけたファン数人が早速訪ねてきて、さとこさんにサインを見せてもらうなどしていた。いわゆる「聖地巡礼」のような格好だが、EXITが目指した地域活性化が功を奏した瞬間と言えるだろう。

ちなみに、さとこさんと娘さん、EXITのことは知っていたものの、そこまでのファンではなかったそうだが、今回2人の人間性に触れてすっかり好きになってしまい、後日ファンクラブに入ったそうだ。

▲7代目の古庄さとこさん(左)と6代目のれいこさん

≫≫≫ 明日公開の後編へ続く

※今回の取材は感染対策を徹底したうえで行いました。