舞台に立っている間だけは自分に自信が持てる

――そんな超恥ずかしがり屋の女の子が、今は何百人の前で舞台に立っていると思うとエモいですね(笑)。8月20日からはまた新しい舞台『アサルトリリィ 御台場女学校編』に出演します。白石さんの演じる“鈴木因”はどういった役柄ですか?

白石 まだアニメ版やアプリでは登場していないキャラクターなんですけど、学園のなかでは1年生でいちばん年下の子。ですが力が強くて迫力がある子です。“CHARM(チャーム)“っていう武器が皆それぞれにあるんですけど、私は剣を持っていて。すごく大きな剣なので、アクションを頑張らないとなって思ってます。

――アクションの経験は?

白石 以前、舞台『キューティーハニー』のときにやりました。そのときも武器を手に持っていたので、基本的な殺陣とかはまだやったことなくて。稽古中の様子を動画で撮っていただいたんですけど、これから本番までにもっと練習して、きちんとした姿をお客さんに見せたいなと思いますね。

――白石さんは立て続けに舞台に出演されていますが、いわゆる“2.5次元系”というんでしょうか、ウィッグを被ったり設定されている世界観がガラっと変わるからこそ、役の切り替えが上手にできている感じですか?

白石 そうですね。今回みたいに武器があったりすると、スイッチの切り替えはスムーズかもしれないです。ですが、私は役が抜けにくいタイプで。いまだに2年前の初舞台のセリフを全部言えるくらい抜けないんですよ。でも、稽古場に行くと違う演出家の方、別のキャストの方々、スタッフの方々と、枠組みが大きく変わるので自然と切り替えはできている感じですね。

 

――今後こういった役を演じたいなどの目標は?

白石 役ではないんですが、怒る芝居やちょっと怖い性格を演じられるようになりたいです。プライベートでも、私が怒ってることが全然相手に伝わらないらしくて、なぜか笑われちゃったりするんですよ……(泣)。

あと、仕事とは関係ないんですけど、自分に自信を持てるようになりたい。今、惜しいところまで来ているんです。舞台に立っている間だけは“私を見て!”っていう気持ちになれたりして。照明が当たっている間だけは輝いている気がします。中身もきちんと自分に自信を持てる人になりたいなっていうのが将来的な目標ですね。

――今後も女優を続けていきたい気持ちはある?

白石 成長する伸び代がまだあるか、もしくはものすごくお芝居が上手になっていれば続けたいなと思います。もし、成長が止まったりしたら辞めたほうがいいのかなって思っています。これ以上できないっていうところまでいったときに、演技が上手でなければそのままの状態で表に立ち続けるのは良くないと思っていて。

――すごい。ちゃんと考えてるんですね。白石さんには“成長しきった先”の大女優というポジションを目指していただきたいです! 最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

白石 インスタやTikTokで私のことを知ってくださった方は、私のこと普通の学生だと思ってる方も多いのかなと思っていて。今回の記事をきっかけに私が普段やっていることや、私自身のことを深く知ってもらえたらすごくうれしいなと思います。

今はコロナ禍でイベントや直接お話する機会が減ってしまっているんですけど、舞台に来ていただければ生の私がいます(笑)! あとは、配信アプリとかでも動いている素の私が見られると思うので、ぜひコメントとかもしていたけるとうれしいです!


プロフィール
 
白石 まゆみ(しらいし まゆみ)
‘00年12月27日生まれ。東京都出身。身長164cm。アイドルグループの活動を経て‘19年に女優へ転身。現在は舞台、SNSを中心に活動中。舞台『アサルトリリィ 御台場女学校編』が紀伊國屋ホールにて8月20日~29日まで上演。また、9月8日~12日まで舞台『アリスインデッドリースクール・邂逅』(新宿村LIVE)に出演。本人SNS=Twitter(@shira_mayu1227)、Instagram(@mayumi.1227)、TikTok(@mayumi_1227)更新中。