こんにちは!ロサンゼルスからやってきました、風の時代の風雲児、風野又二朗です。
もう9月ですか!早いものです。春眠暁を覚えずなんて言っていたのが、つい先日のように感じますが、もう秋なんですね。そして、秋になって分かった事ですが、秋も眠い。秋眠もまた、暁を覚えないじゃん!って思っていますね。どこまでも眠れてしまいそうです。
さて、8月からさらに、”あいつ”が、広がりをみせていっていて本当に困ったものですね。
映画館に観に行きたい映画もたくさんありますし、観に行きたい舞台もたくさんあるのですが、全く心配なく行けるかというとそうではないし。ただ、劇場は換気システムが整っている所が多く、観賞中は声を出すこともないので安全だとは言われていますので、行きたいものにはなるべく行っています。
本来、映画館や舞台の劇場はリフレッシュだったり、ストレス発散だったり、気分が変わって上がったり、非現実的な事に触れて心が揺れていく場所なのに、あいつの事を気にしていると、本気で楽しめてないのではないか、という気分にさせられてしまうこともあります。
折角の休みだったり、空いてる時間に、仕事や日常のストレスを解放したくて行っていたりもするのに、そこで、気にしなきゃいけないなんて!でも、そんな事を忘れさせてくれるぐらいのパワーのある映画や演劇があるので、感染対策に気をつけながら、ぜひ、行って頂きたいなと思います。
人と会えずに悶々とすることもありますが、僕たち、私たちには、誰とも接触せずに楽しめる、エンターテイメント『読書』がありますよね!本を読むなら、場所を選ばず、好きな時間に好きな場所で楽しむ事ができるよう!っという事で、気候も秋めいてきましたし、読書の秋という事で、こんな時代だからこそ楽しめるんじゃないかという、今、風野又二朗がオススメする本をいくつかご紹介したいなと思います。
風野は、だいたい常に3冊ぐらいの小説を同時に読んでいるんですけど。これは、何故かというと、全ての本を読み終えてしまうのが怖いんですね。終わるのが寂しくなってしまうんです。だから、読んでいる本が何も無くなってしまう前に、次の本を読み始めるんです。
ほら、昔、彼氏が途切れる事がない女の子っていませんでした?今の彼と別れそうになると、次の彼候補が現れて気がついたら新しい彼氏ができている子、いましたよね。今考えると、それに近いのかもしれません。あの子ってモテるよねー、ぐらいに学生の頃は思ってたんですけど、たぶん、あの子は彼氏という存在がいなくなるのが怖かったんだろうなと思います。
うっかり、同時に進めている小説が面白過ぎて、全部読み終えてしまう事があるんですけど、そんな時はソワソワしちゃいます。早く次の面白い本に出会わなくてはと、焦ってしまうというか。
そうか、あの子もそうだったのか。今の彼との終わりが見えてきた時に、孤独を感じるのが怖いから、次の恋の助走を始めていたのかもしれないな。いや、分からんけど!ごめんなさい!ちょっと女の子の恋の気持ちを分かった風に書きましたけど、全く分かりません!そう!この秋の空のようにね!(ウインク)
女心も秋の空も、風野には分からないけど、これはすごく良い小説だ!物語のチカラがすごいな!っていうのは分かります!では、早速紹介していきますね!
高校生達の物語です。数ある高校生活の物語の中で、恋愛や友情などたくさん読んできましたが、このブロードキャストは傑作だなと思いました。湊かなえさんが書かれた本は実写化もいくつかされていますが、これは、小説が持つチカラを理解しているから、小説で作るから意味のある物語になっているように思いました。高校生の夢への向き合いと現実への理解。高校モノ、というカテゴリーではあまり読んだ事がない、放送部というところにスポットが当たっているのもとても面白かったです。読んだ後に、すごいなぁ、と溜息が出ました。本当におすすめです!
大学生たちの物語です。個性豊かな登場人物達が、大学生活に苦悩したり、楽しんだり、とにかく面白い物語です。大学ってその4年の中で、10代から20代になる瞬間が訪れたり、子供から大人に年齢的にはなりますが、でもまだ学生であるという1番不安定で、まだどうなるか分からない不安と期待が混ざっている時間だなと思います。その4年間を、伊坂幸太郎さんがこれでもかと面白く展開していて、一番好きな小説はなんですか?と聞かれたら『砂漠』と答えるぐらい、オススメな小説です。
これは、前向きな気持ちになれる物語No.1なんじゃないかと思ってるんですけど。次々に主人公アレックスに、不幸な事やアクシデントが訪れるんですけど、何があっても、ポジティブにその出来事や危機を乗り越えていく物語です。本当によくできていて、今まで友達の誕生日プレゼントで5冊ぐらいは買った事があります。いい事ばかりではない人生を、どう豊かにしていくか、ここからたくさん学びました。オススメです。
はい!という事で、カゼノーの皆さん。今回は3冊ご紹介させて頂きました。どんなジャンルにしようかなって思ったんですけど、サスペンスか、ホラーか、ラブストーリーかって悩んだんですけどね、今回は、前向きな気持ちが湧き上がる小説を選びました。
次のページをめくるのが、ワクワクして楽しみになるような小説はまだまだたくさんあります。
秋は読書の風が吹きますから、その風でページをめくれば、あなたの心はここではないどこかへ吹かれていき、きっと、心が豊かになっていきます。
そんな感じで、季節の変わり目、体調には気をつけて人生楽しんでいきましょうね!
それでは、又、風の吹く日に。