風野 又二朗Hello！こんにちは！
ロサンゼルスからやってきました、風の時代の風雲児、風野又二朗です！
こうやって約１年半以上コラムを書かせてもらってるんですけど、初めて聞きますが、皆さん、ロサンゼルスには行った事ありますか？(耳を澄ませています)
なるほど。何人か、ちらほらって感じですかね。風野は、ロサンゼルスからやってきたし、もはや、ロサンゼルスは心の一部だ！みたいにコラムを書いていますけど、冷静に考えてみたら、行った事がない人の方が多いですよね。
まず、アメリカに行こうってなった時に、ロサンゼルスはファーストチョイスではないですよね。
１位 ハワイ
やはり、アメリカで行ってみたいランキング堂々の１位。海もキレイで気候もグレート。日本人もたくさんいて、日本語が通じるお店もたくさんあって、観光として行く場所として最高！旅行も良いし、結婚式を挙げる人もたくさんいます。
２位 ニューヨーク
アメリカと言えば、最初に思いつく場所ランキング１位のニューヨーク。ブロードウェイもあるし、自由の女神もあって、まさに、ザ！アメリカな街。ただ、東海岸なので、日本からはだいぶ離れている。飛行機の移動が大変。
３位 ロサンゼルス
ハリウッドがある場所。山の上にある“HOLLYWOOD”の文字が印象的。ディズニーランドもある。最近で言えば、オオタニサンを見てみたい！
いきなり勝手に、予想で風野ランキングをしてしまいました！
これ、めちゃめちゃ個人的なランキングなんですけどもね、たぶん、そう離れてないんじゃないかと思います。
でもね、ここまでこのコラムを読んでくれたカゼノーの皆さんにとっては、アメリカで行きたい場所ランキング、ロサンゼルスが１位になってるんじゃないかと思ってます。
さあ、ぜひ、色々と落ち着いたら、ロサンゼルスだったり、ラスベガスに遊びに行って欲しいなと思っているのですが、これ、逆に日本だとどうなりますかね。
海外の人にオススメしたい日本の場所ランキングと、日本人として、行ってみたい、行っておきたい場所ランキングは、また変わってくると思うんですけど。
今回は、日本人として、行ってみたい場所ランキング、一度、目を瞑って考えてみてもらって良いですか。そして、頭に浮かベてみてください。
ほうほう。なるほど。そうですか。じゃあ、観光として行ってみたい場所は？むむ。なるほどね。そうきましたか、でもそれも分かります。
はい。という事で、まず一番皆さんの頭に浮かんだ場所として多かったのがこちら。
はい！富士山ですね！分かります！関東甲信越付近にお住まいの方は、見えますからね、富士山。当たり前にそこにあって、雄大という言葉がぴったりな山ですよね。世界遺産にも登録されましたが、日本人の心に富士山というのは必ずどこかあると思います。
ただ、登った事があるか？というと、その数はグッと減っていくように思います。風野も登ったことがありません。
東海道新幹線に乗っていると、通過する時に思わず見てしまいますよね。
静岡や山梨に行って、かなり近くに見るとその存在感には何度見ても圧倒されます。
また、富士山の近くにはロケで使われる場所もたくさんあって、海外にある荒野みたいな設定として撮影される事も多くあります、その時は、カメラのアングルに富士山が入らないように気をつけながら撮影されたりもしています。
富士山が愛されてきたのはもちろん、古くからですが。東京、神奈川、静岡に渡って走っている国道246という道路が、富士山からのパワーを江戸城まで持っていく為の道だと知った時にはびっくりしました。当時の江戸幕府の偉い人が作ったそうです。
国道246は、かつては葛飾北斎も歩いたんでしょうかね。渋谷付近からは、青山通りという名前で呼ばれていますから、東京にいらした際は、ぜひそんな事を感じながら歩いてみてください。
ただ、そのあたりから静岡方面を見ても、ビルが立ち並びすぎて富士山は全く見えません。でも、富士山からパワーは流れていているそうです。
以前に見た演劇で、登山に行こうとする人に向かって
「なんで登るの。降りるのに」
というセリフがありました。前後のセリフは忘れてしましまいたし、内容に影響するセリフじゃないのに、なぜかそれから、このセリフについて時折考えてしまうことがあります。
そこに山があるから。これは、ある有名な登山家の言葉ですよね。
山はきっと、麓から、あるいは少し離れたところから見ている方が、とても美しく全体を捉えられるし、すごいなあ！って感動もできると思うんです。
でも、登るとなると、その道は険しく、体力も使うし、怪我だってする。場合によっては、命の危険すらある。富士山だって、簡単に登れる山ではありません。
それでも、登るのは何故なのか。
きっと、その渦中に入って、１歩１歩登っていく道中の困難なこと、一つ一つが、ただ外から見ているだけでは感じられない事がたくさんあるんでしょうね。それは、まるで人生のように。
１度登った人には、また、今までとは違った富士山に見えているのかもしれません。
来年あたり、登ってみようかなと思いました。日本にいるし、日本人として！
いつか行ってみたい、いつかやってみたい、いつかと思っていたら、それは、一生やってこないものかもしれない。
ここ数年で、当たり前だと思った瞬間にそれは、失っていくものだと感じました。今ある事は、当たり前じゃないかもしれないから、思った時にどんどんやっていきたい。
よし！風野！富士山、登ります！
それでは、また、風の吹く日に。