9月1日に2ndアルバム『Attitude』をリリースし、現在、そのアルバムをひっさげての東名阪+横浜ツアーを開催中のB.O.L.T。彼女たちの「現在地」を語ってもらうインタビューに高井千帆&内藤るなが登場。あの日、流した涙の真相から、アルバムに込められた想いまで、たっぷりと語ってもらいました。これを読めばB.O.L.Tの「これから」がより楽しめます!

高井千帆が発した言葉の意味と内藤るなの涙のワケ

7月15日に開催されたB.O.L.T2周年記念ライブで、内藤るなが号泣した。高井千帆が挨拶で発した「今が一番楽しい」という、なにげない一言が涙のトリガーとなった。

「あれは今だからこそ出てきた言葉だと思います。2年前には言えなかったですよね。2年間、B.O.L.Tとしてやってきたから言えるようになったのかな」(高井千帆)

▲2周年ライブで発した言葉の意味を教えてくれた高井千帆

「メンバーが挨拶しているときって、ファンの皆さんは当然、真正面から見ているわけですけど、私たちは横から見ているんですね。そう、ちぃちゃん(高井千帆)の横顔を毎回、見ているんですよ。その表情って毎回、違うんですよ。ライブが終わった直後だから、すごく楽しそうなときもあれば、うまくいかなかったときには悔しそうなときもある。

本当にそのとき、そのときで全然違う。あの日は、ちょうどそんなことを考えていたんですよ。小さいのにすごくチャキチャキしゃべっていたちぃちゃんの姿を思い浮かべて、“あぁ、エモいなぁ〜”と考えていたタイミングで「今が一番楽しい」って言われちゃったから、もう涙腺が……ダメなんですよ、最近、涙腺が弱くなって」(内藤るな)

▲あの日の涙のワケを語ってくれた内藤るな

「私もびっくりしたよ! 皆さんにお辞儀をしてパッと顔をあげたら、右にいるはずのあやちゃんがいなくて、るんぱん(内藤るな)のところに駆け寄っていて。えっ? と思ったら、るんぱんが『男泣き』しているからさぁ〜」(高井千帆)

「あぁ、あの泣きかた、いろんな人に『男泣き』って言われたよ(苦笑)。ただね、あの瞬間まで泣くなんて思ってもいなかった。そもそも2周年記念ライブで泣くなんて考えないでしょ? それにあの日はライブが楽しすぎて、涙なんて想像もつかなかった」(内藤るな)

「るんぱんの泣いている姿、久しぶりに見たよ。るんぱんはめっちゃ強いわけではないけど、人前では絶対に泣かないって強さがあるでしょ? それだけに泣き崩れている姿には私もグッときたよ」(高井千帆)

まだB.O.L.Tの歴史は2年しかないが、このふたりの物語はもっともっと長い。過去にも同じアイドルグループに所属していたことが何度かあり「もはや、何をどこから数えたらいいのかわからなくなっちゃいました(苦笑)」と高井千帆が振り返るほど、長い長い歴史を紡いできた。

そういった背景を考えると、高井千帆の言葉も内藤るなの涙も本当に意味深いし、そんな思いを乗せて、次なる一歩を踏み出したのだから、これはもう注目せざるを得ない。