5月19日に待望の2ndシングル『スマイルフラワー』をリリースした4人組アイドルユニットB.O.L.T。新曲はエモくて胸をぐっと掴む歌詞とメロディー、どこか懐かしい雰囲気を醸し出すMVが早くも話題になっています。今回は新曲のリリースを記念してメンバーに突撃インタビュー&撮影を敢行。

「内藤るな&青山菜花」「高井千帆&白浜あや」という豪華2本立てで、前編・後編と2日にわたってお届けします。どうか皆さんにも笑顔の花が咲きますように!

▲5月19日に待望の2ndシングル『スマイルフラワー』をリリースした4人組アイドルユニットB.O.L.T

『スマイルフラワー』の歌詞のように笑顔が咲いた(内藤るな)

▲準備した花の中から赤い花を選んだ内藤るな。情熱的な色がよく似合う!

4月18日にKANDA SQUARE HALLで開催された、B.O.L.Tの春ライブ『BOLTSPRING 2021』。そのステージで際立ったのは、内藤るなの「コントロール術」。アゲ曲になると、彼女が絶妙なタイミングで「クラップ!」「ジャンプ!」と観客を煽る。それが瞬時に会場全体に広がり、心地よい一体感を作りあげてくれたのだ。

「ライブ中の煽りって、事前に考えることができないんですよ。本当にその場でお客さんを見て、思ったことを言っているので。ただ『次はクラップだよ』か『ジャンプしよう』ということは、わかりやすいように伝えなくちゃいけないなって。お客さん目線で考えると、初めて行くアーティストやアイドルの現場では戸惑うと思うんですよ。たぶん、ここでクラップだろうな、と思っても確信がないから、うまく入れない、とか。特に私たちの楽曲って、コールが入れにくいタイプのものが多いので、皆さん、探り探りだったりするんですよ。

だから、クラップが始まる一瞬だけ早く、ステージから『クラップ!』って叫ぶんです。『はい、ここから!』では間に合わないので、ちょっと前に言う。ジャンプもそうですよね。どこで終わるのかわからなくて、ひとりだけ1回多く飛んじゃって恥ずかしい思いをすることもあるじゃないですか? だから次でラストだよ、ということも煽りでお伝えするようにしています」

▲常に会場をお客さん目線で俯瞰している彼女は頼もしい存在

自身がアイドル好きで、たくさんの現場を体感してきているからこそわかる観客目線。「アイドル現場あるある」を回避するため、巧みに煽りのなかに観客目線を織り込むことで、はじめましてのお客さんでも、初回から大満足できるように内藤るなはナビゲーションしてくれているのだ(実際、この日ははじめましての観客が多かった)。

「ただ、じっくりと曲を聴きたい、というライブの楽しみ方をしている人もいるじゃないですか。そういう人には『もっと、もっと!』と煽るにはちょっと申し訳ないな、とは思っています(苦笑)。ただ『もっと!』というのは、私がステージから皆さんのことを見て『あれ、前回のライブではもっと盛り上がっていたよね? もっと盛り上がることができるよね?』と感じたから出ている言葉で、おとなしく楽しんでいる人に盛り上がるように強制しているわけではないので、それぞれの楽しみ方をしてください。

でも、不思議なことに皆さんマスクをつけているのに、笑顔になっていることはオーラでわかるんですよね、ステージからでも。笑顔が会場全体に伝播していくのがわかるんですよ、本当に。新曲の『スマイルフラワー』の歌詞にも「笑顔で世界に花を咲かそう」という一節があるんですけど、本当にあの日の会場はそんな感じでした。いろんな意味で今の時期にぴったりの曲だと思うし、MVもファンの人から『なんか昔のMVを見ている感じで楽しかった』と言っていただいて。たしかに最新だけど懐かしい。懐かしいんだけど、やっぱり新しいって感じになっています

〇【MV】B.O.L.T / 「スマイルフラワー」MUSIC VIDEO

リリースを前に公開された『スマイルフラワー』のMVは、まだテレビが4:3の画角で配信されていた時代を彷彿とさせる映像で構成されている。いわゆる「平成レトロ」感が満載で、ついついリピートしてしまう作品。歌詞を読むと、また違う印象になり、さらにステージでのパフォーマンスを見ると、さらにイメージが変化していく楽曲なので、これは段階を踏んで、楽しんでいただきたい。

「これからも『熱いライブ』を毎回、更新していきたいと思っているので、いつも来てくださる人も、まだライブに行ったことがないという人も、ぜひ、B.O.L.Tのライブを見ていただきたいです!」

そう、内藤るながステージにいれば、初めてのB.O.L.Tでも心配ご無用、なのだ。

▲新曲のタイトルどおり撮影でもたくさんの笑顔を見せてくれた