Twitterで「TAIGAさん」がトレンド入り!

目の前で見る売れっ子の実力に身震いがした。空気を読んだうえで、後輩にふってくれて、しっかりと落とす。

若林が言ってた「売れてる人は、みんな真面目で優しい人ばかりだから」の意味がよくわかった。俺がチャレンジしたことをくみとり、笑いに変えてくれたんだ。とてもうれしかった。

収録が終わると、マネージャーたちが「TAIGAさんの人の良さや面白いとこが出てて良かった」と言ってくれた。数々のチャンスを逃してきた俺だが、今までとは違う手応えを肌で感じていた。

帰りのタクシーで何かが変わるような気がした。

収録が終わってもスタッフが自宅まで密着してくれて、家族に報告する様子を収めてくれた。嫁はとてもうれしそうにしていた。ずっと応援してくれた嫁が喜んでくれてる姿を見るのが一番うれしかった。

▲コメント力は親以上?

当時2歳半だった息子は、家に知らない人(スタッフ)がいてソワソワしている。

「これでパパの仕事が増えてトーマスのプラレール買ってやれるよう頑張るわ!」

「ウーバーイーチュ?」

と落としてくれた。この子には笑いの才能があるのかもしれない。

何かが変わるような気がした2020年の暮れ。2021年も変わらずウーバーイーツの毎日。

▲冬場の配達は特にきつい

そして待ちに待ったオンエア日。

反響は凄まじかった。Twitterのフォロワーは倍近くの1万4000人ほどに膨れ上がり、Twitterのトレンドでは「TAIGAさん」が世界12位に上がったという。

翌日、事務所には日本中からトーマスやらアンパンマンのオモチャ、食材、紙おむつなど、すごい量のプレゼントが届いた。その数、段ボール3箱分。

応援したいと思ってくれたことがありがたかった。しかし、過去4度の売れるチャンスを逃してきた俺だ。これでバイトやめられるわけではないことはわかっている。

だけど、俺は売れたい。家族を幸せにしたい。

今回ご縁があって、売れたいと思い続けたけど、気がついたら40歳を過ぎて、バイトもやめられない芸人の物語を連載させていただくことになった。

この物語が完結する頃、俺はきっと売れているはずだ。

(構成:キンマサタカ)

『TAIGA晩成 ~史上初! 売れてない芸人自伝~』は、次回11/12(金)更新予定です。お楽しみに!!


プロフィール
TAIGA(たいが)
1975年生まれ。神奈川県出身。2005年『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』(フジテレビ)、2009年『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ)、2009年の『あらびき団』(TBS)、2014年の『R-1』決勝進出でプチブレイク。下積み時代が続く中、2020年の『オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。』(中京テレビ)、2021年の『アメトーーク!』(テレビ朝日)出演で再ブレイクの予感がする45歳。