多方面で活躍する大人気お笑い芸人EXITが、街を元気にする全国活性化ツアーを開催。そのツアーにNewsCrunchが完全密着しました! 今回は、伊勢神宮で有名な伊勢市に隣接する人口15,000人の三重県玉城町。ツアーのラスト公演1部は大盛況で幕を閉じ、いよいよこのツアー最後となるステージが始まる。

双子コーデのジッターを発見!

第1部が終わって、再びマルシェに出てみる。少しお腹も空いたので、地元のカフェ『acatoki』さんが出店する屋台をのぞくと、メニューに三重らしい「松阪牛サーロインステーキ弁当」というのがあった。

2,990円という、お弁当にしては高額な値段にビビるが、お店の方に聞いたら「実は注文したお肉よりも良いものが来てしまって、この値段でも赤字なんです……」とのこと。だったらこれは食べるしかない! と思い購入、外のスペースでいただいたのだが、これがとんでもない逸品だった。

いくら高級肉とはいえ、お弁当だし、冷めてるし、と思っていたのだけれど、一口食べてびっくり。舌触りの良い柔らかな肉は、上品な脂の甘さが口の中に広がって風味絶佳。肉本来の旨味を引き立てるスパイシーな味付けも最高だった。

▲『acatoki』さんの「松阪牛サーロインステーキ弁当」。弁当のクオリティを遥かに超えるおいしさでした

お腹も心も満たされたところで、思い思いに過ごしながら2部の開場を待つ来場者を眺めてみる。装いや持ち物を見ると、みんな、いかにこの日を楽しみにしてきたかがわかってハッピーな気持ちになる。

そのなかで、EXIEEE(=EXITがプロデュースするアパレルブランド)で双子コーデをしている女子高生たちを発見。手作りのプラカードを見せてもらった。ネイルもEXIT仕様で、二人のイメージカラー(兼近=ピンク、りんたろー。=緑)を組み合わせて指先からテンション爆アゲ。

双子コーデの女の子たちは他にもいて、こちらは二人ともりんたろー。と兼近の似顔絵が入った白スウェットを着用。確かEXIEEEにこんな服はなかったはず……と思って聞いてみると、なんとそれぞれ自分でコツコツ刺繍したとのこと! すごいね、気合い入りまくり!

▲双子コーデの女子高生たちは手作りプラカードを持参
▲胸の刺繍はなんと一針一針自分で縫ったそう!

1部と2部でネタを変える真摯なEXIT

そしてついに、このツアーのラスト公演となる第2部が始まった。オープニングナンバーはDa-iCEとのコラボ曲『I got it get it feat.Da-iCE』。二人とも、この日2回目の公演ながら、いきなりギアをトップに入れて熱唱。歌にことさら気持ちが入っている感じがするのは、最後だからということもあるのか、それとも受け取るこちら側の若干の感傷のせいなのか。

▲Da-iCEとのコラボ曲は二人が最も歌い慣れた曲かも

冒頭のトークではりんたろー。が「この2公演目を見る人はラッキーな人たちです。1公演目、めちゃくちゃつまんなかったんすよ。2公演目のために体力を残しておいたので」と、1部と同じスタイルで観客にアピール(前編参照)。

もちろん1部と2部を通しで見ている人も多いため、そんなミエミエのウソはすぐにバレて、場内は大きな笑いに包まれた。1部では「2部もまったく同じことしますよ!」と言っていたものの、そこはやっぱりEXIT。漫才は1部と重複しないよう『テナガザル』『プロポーズ』『戦国系男子』とすべて違うネタをチョイス。固定VTRの『方言男子』以外、変えられるところは全て変えていた。こういうところがすごく好きです。

▲漫才は1部と2部、すべて違うネタをやるプロフェッショナルぶり

VTRは『足つぼモノボケで活性化』。各々好きなアイテムを選び、それを持って健康マットの上を歩いて、終点でモノボケを披露。回答がおもしろい場合はポイントが入り、合計得点で勝者を決めるというもの。

りんたろー。はあまりの痛さに最初から戦意喪失した様子で、主にリアクションに注力。痛みをこらえながらも何度も挑戦した兼近に対して、りんたろー。はチャレンジ回数が少なかったこともあり、結果はりんたろー。が1点、兼近が5点で兼近の勝ちとなった。このVTRシリーズ、対決構図だとどれもほぼ兼近の勝ちで終わるのだが、りんたろー。のリアクションが大袈裟で面白いので勝敗関係なく笑ってしまう。

企画『早着替えサビDancing』ではりんたろー。が『東京卍リベンジャーズ』の「マイキー」に、兼近が「メイド」に扮することに。1曲目でも披露した『I got it get it feat.Da-iCE』のサビ部分が始まるまでに着替えをして、サビの振り付けを完璧にできたらクリア、というもの。

マイキーに扮したりんたろー。は、用意されていた特攻服が「サイズがXSなんだけど!  入らない!」とブチギレ。とはいえ、パツンパツンの服から素肌が見えている状態が客席に大ウケだった。

一方の兼近は、パッと見は可愛らしい仕上がりながらも、立ち振る舞いはゴリゴリの男子のままなので違和感ありまくり。スカートを大胆にまくってパンツを見せ、会場を沸かせていた。そしてチャレンジの結果は二人ともクリアということで、20名にオリジナル・ステッカーがプレゼントされることになった。

▲用意されている服のサイズが全部小さいとボヤくりんたろー。
▲サービスでパンツをチラ見せするメイド兼近