みなさん、こんちくわ!Los Angelesからやってきました、映像監督、プロデューサーの、風野又二朗です。やってきました、というより、東京とL.A.を行ったり来たりしています。
昨年から、日本でも活動させて頂いておりまして、このコラムが上がる頃には、僕が監督させて頂いたKEYTALKの『少年』というmusic videoがUPされていると思います。ぜひ、ご覧になって頂けたら嬉しいです。風野又二朗って誰だよ!嘘だろ?って思っているあなたにも、少しだけ信用して頂けるかなと思っています。
さて、という事で、みなさんバレンタインデーはどうでしたか?会社や学校で、もらえましたかね。チョコ、どうでしょうか?ほーう、なるほど、義理チョコをもらったよ、と。風野と一緒ですね!風野はマネージャーが全員女子なんですけどね、一人一人から貰いました。ええ、これ書いてるのバレンタイン前なんですけどね。美味しいチョコを貰いましたよ!嬉しかったな!
(え?恋人からもらった人がいる?いる訳ないよ、そんなリア充な人がこのコラムを読んでいる訳ないし!)さて、こちらLos Angelesからこのコラムを書いているんですけども。今回も西海岸の風に乗せてお届けしていきたいと思います。
先日、ビバリーヒルズの近くのカフェにあったトイレが面白かったんです。これ見てください。
便器の上に、絵画が飾ってあって随分おしゃれだなと思いました。
近づいてみると、覗き穴がついていたんですよ。マンションの玄関の扉にあるような。で、当然覗いてみました。
え!女性が着替えてる!!!綺麗なお姉さんが覗き穴の向こうで下着姿な訳ですよ。これ写真なんですけどね。一瞬ホンモノかと思ってびっくりしました。いや、これシャレにならないっていうかね。用を足しながら見れる位置に覗き穴があるんですけど、ねぇ、その何て言うんですかね、変化が起きてしまったらどうするんだい?っていうね。しかも、良く見て欲しいんですけど、普通のトイレより、多分、絵画を設置したせいで便器の位置、通常より低い訳ですよ。ただでさえ銃口はいつも以上に下に向いてないといけない訳です。
つまり、少しの煩悩も許されない状況なんです。『What a day!』(なんて日だ!)初めて、日常で滑らかに小峠さんのギャグ出ちゃいました。しかもEnglishで。まぁ、小も出ていたんですけども。ここ結構、おしゃれで有名なカフェなんですけどね。遊んどるなと、自由の国やなぁと思いました。
トイレと言えば、小学生の頃、学校で“大”するの緊張しませんでしたか?風野の通っていた小学校では、まだうんこで爆笑するくらいピュアな奴らが多くて、ただトイレで大をしただけで、『うんこマン』というあだ名がついてしまった子がいて、それ以降非常にみんながデリケートになった時期がありました。
その頃は、いつイジリがイジメに変わってもおかしくない不安定な時期でしたから、みんな、慎重になっていました。普段は人が立ち寄らない視聴覚室の近くのトイレに行ったり、昼休み家まで帰ってする強者まで現れました。ただ、さすがに、小や大を我慢するのは体に良くないということで、悩んだ僕は、ある日仲間たちを集めて、同学年の生徒達が集まる前で、こう高らかに宣言しました。
「僕たちは、うんこします!」
これは後に『うんこ宣言』として、あの日以降として、語られていくんですけども。その日以降、「うんこ行ってくる」「おう!ウンチョス!」という具合に、教室で当たり前にうんこの話が飛び交いました。今まで遠ざけていた、うんこ(弱点)が、むしろコミュニケーションの核(強み)になった瞬間でもありました。
これは、その後、社会に出てからも応用が利いた出来事で、みんながやりたがらない(やっていない)事を、率先して楽しくやっていく事で、唯一無二の自分の強みに変わっていく。仕事でも大切している事の一つです。
今回のオススメの1本は、『トレインスポッティング』です。96年に公開された言わずと知れた名作ですが、主演のユアンマクレガーがめっちゃカッコイイ、今見ても新しいスタイリッシュな作品です。途中、便器の中に体が入っていくカットがあるのを思い出して、これにしました!
ではまた、風の吹く日に。