頭をよぎった「この台は勝てない」という直感
GW明けの新台のラインナップに驚いた方も多いのではないでしょうか。というのも、ホールを見渡すと、10機種近くが一気に登場したからです。世界的な半導体不足のなかで、香港からの調達に苦労したパチンコ業界ですが、数ヶ月遅れのリリースも含めて、一気に解き放たれた印象です。
そのなかの一台である『Pフィーバーダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(SANKYO)、略して『ダンまち』は、5~10台の導入が中心ですが、ひとシマ丸ごと導入している“SANKYO天国”のホールもあります。
『PF戦姫絶唱シンフォギア』『PF 機動戦士ガンダムユニコーン』でヒットを飛ばしたSANKYOですが、今年は『ダンまち』で勝負です。こちらも話題の『PFアイドルマスター ミリオンライブ! 39フェスver.』と共に、ホールを徐々に占領していくことでしょう。“3000FEVER”で文字どおり約3000発を獲得できる『PF 機動戦士ガンダムユニコーン』の人気が、1年続いていることも見逃してはいけません。
さて、GW明けの2022年5月9日、『ダンまち』をチェックすると、「大当り33回」の台がズラリと並んだ光景に、ちょっと面食らったドンキホーテです。トップ台は大当たり67回の3万4千発レベルで、爆速というよりは1日遊べている印象を受けました。一番の爆発は『P頭文字D』(Sammy)の大当たり135回&4万7千発でしたが、トップ台以外は思ったほど爆発していない印象で、肩すかしを喰らった印象です。
注目演出は、峠の走り屋たちによる「バトルリーチ」ですが、ボクの初当りは2回とも、リーチがハズレたあとに下からギミックが突き上げて入る「11000回転回せ!」リーチによる大当りでした。これは本機種の4大激熱演出のひとつで、真北斗無双の「一撃当千チャンス」と同じノリですが、うまくレインボーの11000回転まで発展してくれました。約256分の1という、ちょい甘めの初当り確率のおかげなのかもしれません。
〇【新台】PFダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか|1GAMEてつの妖回胴中記(特別編)【パチンコ】
そのあと、時短100回or200回or65535回転の「闘走MODE」に突入しても、あっさり100回を駆け抜ければ、出玉は約270発ぽっちです。
同じSammyの『P真・北斗無双第3章ジャギの逆襲』は、大当たり確率約199分の1で、「ジャギバトル」突入率がわずか約35%という壁の高さですが、この『P頭文字D』の突入率は約52%。なので、調子がいい台は、この時短100回中に当たって、ST70回&連チャン率約93%の「最速夢現RUSH」に突入してくれるはずです。
導入初日、ボクは24回大当りで71回転ヤメの台に座って勝負です。するとオスイチわずか6回転!
77回転目にノーマルチーチがハズレたあと、下からDのギミックが小さな横顔と共に飛び出てきて「どこまで回転を上げればいいのか教えてくれ!」という問いかけに、「一万一千回転までキッチリ回せ!」と応えるようにボタン連打でデジタルの回転数を上げていくと、レインボーの頭文字Dのロゴ出現で、お座り一発による「888」図柄の大当たりです。
しかし「闘走MODE」の時短100回では、これと言った保留変化もなく、あっさり終了します。
実は、オスイチ単発が一番めげます。新台初打ちとなると尚更です。とは言え、投資はまだ5百円ですから、ためらわず打ち続けますが、当然追い銭になります。ちなみに『P新世紀エヴァンゲリオン〜未来への咆哮〜』(Bisty)だったら、ボクは160回転まで様子を見ます。ST終了後だったら280回転です。
『PF 機動戦士ガンダムユニコーン』なら大当たり後80回転、『P真・花の慶次』なら大当たり後180回~220回転、ST終了後なら240回転と決めています。1台をトコトン打ち続けないドンキホーテならではの淡白なヤメ時と言えるでしょう。
初打ちでオスイチが決まった場合、だいたいRUSH突入というのがボクのパターンです。その経験を鑑みると「『P頭文字D』は勝てない!」というファーストインプレッションが頭をよぎります。果たして、大当たり確率約256分の1の『P頭文字D』は、次はどこで当たるのか? ハラハラドキドキです。
そして、約270発ぽっちの出玉と、追加投資7500円で迎えた255回転目に「VS小柏カイリーチ」で金のアイコンゲット! 見事に主人公藤原拓海の勝利です。しかし、これも単発で100回の時短をスルーです。こういう展開では、なかなか大勝ちできません。
〇『P頭文字D』Dバトルリーチ VS高橋啓介