ヒット連発! SANKYOの勢いはまだまだ止まらない

人気No.1の大ヒットで、平日でも終日フル稼働の『P新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~』(以下、『エヴァ15』/Bisty)と、“先バレモード”音の中毒患者が全国大量発生で、こちらも終日フル稼働の『P Re:ゼロから始める異世界生活』(以下、『Re:ゼロ』/大都技研)の2機種は現在、中古市場でついに440万円を突破しましたが、まだまだ値上がりしそうな勢いです。

その勢いに乗ってか、GWの新規グランドOPENのホールも多く、小さなホールが3軒潰れれば、1000台クラスの大型店が次々にOPENしているパチンコ業界です。お店が減ってマイナスなニュースばかり取り上げられていますが、実は設置台数は増える一方だということだけは、世間の方々に知ってほしいのです。

一方でスロット専門店の閉店ラッシュは止まらず、その跡地が他業種になったり、意外に儲かっている駐車場の無人餃子販売店の設立など、コロナ禍の中で日本経済の図式も大きく変わってきました。

しかし1台40万円のパチンコ台を100台売ったら、世間で話題の4000万円不正受給問題の金額と同じレベルかと考えたら、ずいぶんと高級なオモチャになったものです。戦後、ベニア板に釘を打ちつけただけのパチンコ台は、昭和30年代~40年代まで5~7万円で売買されていました。そんなパチンコ台も、『CRぱちんこ冬のソナタ2』から1台40万円を突破して、いまや、50~70万円になり、重さも販売価格もハンパありません。

同じように、中古市場で価格が上がり続けているのが、『PF機動戦士ガンダムユニコーン』(以下、『ユニコーン』)です。アムロやシャアが出ない『ユニコーン』のパチンコ台は大ヒット! 肝入りで乱売した印象のあるこれまでのガンダムと違って、昨年6月に3000発の出玉が売りの“新ガンダム”としてデビューすると、いまひとつ馴染みのない主人公たちが大活躍を見せて、パチンコファンに1年かけてしっかり定着したのは、SANKYOとしては、うれしい誤算でしょう。ここ数年、出す台出す台がヒットしているSANKYOの勢いは、まだまだ続きそうです。

〇機動戦士ガンダムユニコーンで爆勝ちからの倍プッシュ|1GAMEガット石神の1日回胴録「ハンチョウ石神」#63【パチンコ】

スロッターはパチンココーナーへと民族大移動

さて、ホール実践に話を移しましょう。5月27日、ボクは『P頭文字D』(Sammy)で39連チャンで一撃2万発出して、5月の収支が23万円プラスになりました。ただし、大勝ちした翌日はいつもより気が大きくなるので、注意が必要です。ちょっと慎重になっていた翌28日は、週末の金曜日、しかも全国ファン感謝デーの真っ最中ということでお店は混んでいます。毎度のことながら、『エヴァ15』と『Re:ゼロ』は、空き台なしです。

ホールを彷徨っていると、『Pルパン三世 2000カラットの涙』(HEIWA)に1台の空きを見つけました。データを見ると、前日62回の大当たりで7万発も出ています。打ち始めて3千円、タイマー予告が出ないのでヤメましたが、ちょっと3千円は突っ込みすぎたと反省です。そんなとき、『ユニコーン』に1台だけ空きが出ました。隣の台が夕方5時を前にすでに4万発も出ている爆発台で、ヤメたくなる気持ちもわかります。

ボクが座った台ですが、大当たり回数は12回、6連後に209回転でヤメてます。座るとすぐに「STANDBY保留」出現→金台詞→強制解除から復活→VSロニーリーチでハズれますが、“こりゃいいぞ!”追加投資です。すると投資3000円、座って45回転め(トータル236回転め)で、VSマリーダリーチが発生。信頼度は約18%ですが、見事に当たってRUSHに突入です。そして、ここからノンストップ19連チャンの爆発で2万5千発一気出し! 今のパチンコは、30分足らずで、この出玉です。衰えぬ『ユニコーン』の人気もこの出玉パワーあってこそです。

これで5月はプラス30万円を突破しました。『エヴァ15』『P頭文字D』『ユニコーン』の三本柱の活躍で、快調にプラス9000万円突破後もさらなる上乗せが続きます。パチンコ台の変化が収支に影響を与えるのは当然です。今やホールも、スロットを減台して、パチンコを増台する動きが全国的に広まって、スロットとパチンコの利益と還元の比率も大逆転。パチンコの総売り上げは倍増し、それに合わせて還元も倍増で、パチンコで勝つお客さんも倍増です。

匂いに敏感なスロッターたちは、早々にパチンココーナーに流れていきました。今や、スピードも出玉もスロットよりパチンコのほうが上なのは否定できないでしょう。仕事帰りの会社員の方々も、2年前に登場した『P大工の源さん超韋駄天』(以下、『超韋駄天』/SANYO)から始まって、今では『P頭文字D』のダウンヒルアタッカーのスピードに乗り換えて、夜の峠の走り屋に参戦しています。

『P頭文字D』は、一部のファンが撤去されるまでこよなく愛した『CR聖戦士ダンバイン』をDNAを受け継いでいる点も見逃せません。ST突入率も約52%で、同じSammyの『P真・北斗無双 第3章 ジャギの逆襲』(以下、『ジャギ』)の約35%より甘いので、閉店前の一発逆転コーナーとしてスロッターも流れてきており、同じような位置づけで『ぱちんこ キン肉マン3 キン肉星王位争奪編』(KYORAKU)も生き残っています。