空手少女からアイドルへ大変身

――さくらちゃんは元X21のメンバー。同世代の女の子と集団行動することは慣れてる?

こもりや 中学生からずっと、X21のメンバーと一緒に活動していたので、大変ではないですし、逆に女の子が近くにいないと不安な気持ちになっちゃうくらいです(笑)。なんでも話せるような存在が近くにいると心強いですし、支え合えていたと思います。

――でも実際は、お兄さんと弟さんに挟まれた3人兄弟。小さい頃は男の子みたいな感じだったとか。

こもりや 空手をやっていたので、性格的にもサバサバしているほうだと思います。女の子らしさが少しは欲しいんですけど(笑)。なかなかできずにそのまんま。女性らしくなることを今年の目標にします!

――そんな男の子のような女の子が、『国民的美少女コンテスト』になぜ応募したんですか?

こもりや 母から教えてもらった『ただ、君を愛している』という映画が大好きで、女優になりたいという目標がありました。主演の玉木宏さんと宮﨑あおいさんが作り出す世界観が、なんとも言えないほど素敵で。毎日見るくらい好きだったので、それまで空手しかやってこなかったのですが、この世界にチャレンジしました。

――急なアイドル活動。苦労しましたか?

こもりや 踊りも歌も経験がなく大変でしたが、レッスンを重ねるにつれ、どんどん好きになりましたし、撮影などを通して人前で表現することの楽しさを知りました。でも、学校帰りは毎日レッスンで、眠たくて眠たくてツラかったイメージはあります。そんなときもメンバーが助けてくれてたことが大きかったです。みんなとは今でも仲良しなんです。青春を共にしてきたので、腹を割って話せることもあり、戦友で親友。でもお姉ちゃんとか妹という感じもあるので、ほんとの家族みたいな存在ですね。

――バラエティー番組やグラビアなど、いろんな活動がありましたよね。

こもりや 10代にしてすっごい山盛りな、人生一気にまとめたぐらいの感じでした(笑)。本当にいい経験をさせていただきました。

――そして今年4月に新しい事務所に所属して、再スタートを切ったわけですが……。

こもりや 気持ちの変化が特にあったわけではないですが、改めて芸能に専念することができるようになりました。やっぱり諦めたくないし、このお仕事が自分に向いていると思っているので、もっと頑張りたいです。

――再始動してから、ファンの方の声はどうですか?

こもりや ドラマやグラビアの情報が出たとき、“さくらが芸能活動していることがうれしい”とコメントしてくれたのがうれしかったです。皆さん、待っていてくださったんだと励みになります。