お笑い好きの一面も。トークに活かしていきたい!?
――トーク、苦手ではないですよね?
古川 むしろ得意なほうだと思っていたんですけど……(笑)。でも一人で喋るのと違って、誰かと喋ることはコミュニケーションなので、今はスムーズな会話のキャッチボールができるようにトライしている最中で、大きな課題の一つです。今回もいろんな方と、毎回楽しい空気にしたいけど、その空気感を作るためにはどうしたらいいんだろうと考えながら。
でも、「そんなに笑いはなかったよね?」と思われても怖いので、大きな声で言い過ぎないようにしないとですね(笑)。ライブのMCとか、昔から変な癖で「笑わせないと……」と勝手に思った結果、変な空気にしてしまうんです。笑わせなくてもいい、違う楽しませ方やアプローチをしていけたらと思います。
――笑いが欲しいわけではないですよね。
古川 笑ってくれると、声で“あ、楽しんでくれているんだな”とダイレクトにわかりますよね。でも、楽しむとは笑いだけではないんです。そこにずっと気付かず、3分に1回は笑いがほしいみたいなMCをしていました(笑)。たいして面白い話はできなくても、自分のファンの方は笑ってくれる。だから、それに甘えたMCをしてきてしまったなと思っています。
――でもインスタの不思議な写真といい、そこがツボの方も多いと思います。
古川 たまに迷走しちゃうときがあるんです。そもそも変わっているんだと思います。自分でもインスタを振り返るとそう思います。急になにかに激突してみたり、「なんとかと俺」みたいなのを始めたり。シュール風な感じですよね。シュールじゃない、風なんです(笑)。
――お笑いは好きなんですか。
古川 お笑いは好きなんです。最近の賞レースは追えていないのですが、昔は友達がお笑い番組を全部録画してビデオを貸してくれたこともあって、よく見ていました。最近はInstagramのリールやYouTubeショートなど、短時間でオチまで見せてくれるようなものを求めて見ています(笑)。
――忙しいですから。
古川 いえいえ、時間はいっぱいあります。
――ドラマ『恋と弾丸』もすごい筋肉美を披露していましたが、体づくりも相当していますよね?
古川 『恋と弾丸』は少し痩せていた時期で、鍛えていた名残があったころです。今は舞台だけなので、また少し体を作っています。
――食事も制限しているんですか。
古川 制限はほぼしてないんですけど、筋トレ直後はタンパク質を多く摂るようにしています。トートはやっぱり大きい体のほうがいいかなと思いつつも、半分は自分のためにやっているようなものです。
――質問が横道に逸れて、すみません。コンサート、楽しみにしています。
古川 僕を追いかけてくださっている方も、あまり知らない方も、一緒にミュージカルと触れ合い、こんな曲もあるんだと新鮮な気持ちになっていただけるショーになると思います。ミュージカルをある程度熟知してくださっている方には、きっと“なるほど”となるセットリストになるので、違う目線で楽しんでいただけると思います。
さまざまな曲を一つの作品として涼介さんがまとめ上げてくれるので、その世界を楽しんでいただきたいです。二部は更にライブ感あるものになるはずです。新しい世界に誘えるよう頑張りますので、期待していただけたらと思います。
――最後に映像作品についても、今後の希望、野望などがあったら、教えてください。
古川 『恋と弾丸』の役はヤクザですけど、綺麗な世界観のものをやらせていただく機会が多いので、もう少し生々しい“悪”みたいなものをやってみたいですし、体は動くほうだと思うので、アクションもやれたらいいなと思っています。『アウトレイジ』が好きで見ていましたし、わりと悪役顔だと思っているので(笑)。そういう役をやってみるのも面白いかな、と自分では思っています。