よろスィーツ! 
スイーツ芸人のスイーツなかのです! 「三度の飯よりスイーツが好き!」で、特に好きなのはチョコレート。

年間500軒以上を食べ歩き、今までに巡ったスイーツショップは2000店以上にも上ります。そのおかげか、最近ではスイーツ系の仕事が増え、お笑いの仕事との割合9対1くらいでしょうか(笑)。

そのおかげか、最近では男女問わず、幅広い世代から「おすすめの手土産教えてください」という質問を受けます。Instagram、Twitter、どちらもDMで送られてくる内容は、ほとんどこれ。時には、同じ業界にいる芸能人の方からの依頼もくるほど。それほど、手土産のシーンはどの環境でも多いってことですよね。

なので、ここでは、日々ぼくがストックしている「手土産ネタ帳」を少しずつ公開していこうと思っています。ぜひ、参考にしてみてください。

Mary's café(メリーズ カフェ)

第1回目に訪れたのは『Mary's café(メリーズ カフェ)』

記念すべき第1回目に訪れたのは『Mary's café(メリーズ カフェ)』。東京駅すぐ横の商業施設KITTE(キッテ)の1階にある、メリーチョコレートのカフェです。スイーツ好きにとってメリーチョコレートは有名ですが、ここで「世界にひとつだけのオーダーメイドチョコレート」が作れることは、意外と知られていません。

デザイン性が高いこだわりの包装
「ルル メリー」は手土産をコンセプトにしたブランド

メリーチョコレートには「トーキョーチョコレート」や「セゾン ド セツコ」など、自社ブランドがいくつかあるのですが、そのひとつに「ルル メリー」があります。ルル メリーは、手土産をコンセプトにしたブランドで、2017年に誕生しました。

見てもらったら分かる通り、包装などのデザイン性に、とってもこだわっています。お花の絵柄や、青を基調とした色づかいが絶妙で、しおりにするファンもいるそうです。素敵すぎる!

バリエーションも豊富です
「ルル メリー」は販売店舗が少ない…、そのレア感が嬉しい

もちろん、見た目だけでなく、テリーヌ、サブレ、タブレット、マンディアン、ガトーショコラとバリエーションも豊富で、ぼくもプライベートの手土産でよく使わせてもらっています。

なによりルル メリーは販売店舗が少ないので、希少性が高いのもいい。これを機会に、ぜひ覚えておいてください。

世界にひとつだけのオーダーメイドチョコレート

さて、「世界にひとつだけのオーダーメイドチョコレート」に話を戻しましょう。正式名称は『オーダーショコラ』。ルル メリーの商品の一つで、サイズは「S(1080円)」と「L(5400円)」の2種類あります。Sサイズは約70gの普通の板チョコサイズですが、Lサイズが凄い。なんと、長径26cmで500gとインパクト大! 目安としては、約5名分のチョコレートだそう。今回は、このLサイズのオーダーショコラを作って頂きました。

オーダーショコラを作る店員さん

メリーズカフェの面白いところは、オーダーショコラを作る過程が目の前で見られるようになっていること。実演が始まると、温められたチョコレートの甘い香りが漂います。

テンパリング作業①
テンパリング作業②

まずは、チョコレートを温水や冷水を交互に使って丁寧にテンパリングします。なめらかでツヤのある仕上がりにするためにはこのテンパリングという作業が必要不可欠。ショコラティエの腕の見せどころといったところでしょう。ベースのチョコレートは「スイート(ビターとミルクの中間)」「ミルク」「ホワイト」の3種類から選ぶことができ、今回は一番人気の「スイート」をチョイス。

目の前で店員さんの職人技も楽しめます

ある程度テンパリングをしたら、型に流す前にシートにチョコレートを垂らし、少し冷やしてから出来を一度確認します。ねっとりとした感覚とツヤが出たらOK! このタイミングは作る人の感覚で決めていて、何度も作ることで養われる職人技。

これは寒い時期ならではの工程です

チョコレートを流し込む前に、容器にドライヤーをかけはじめました。はて、これはいったい? 理由を聞いてみると、寒い季節はチョコレートがすぐに固まってしまうため、一度温めて、固まりにくくするのだそう。「夏は大丈夫なんですけどねえ、ふふ」と笑顔で教えてくれました。店員さんとこんなやり取りができるのも、メリーズカフェの醍醐味。