移籍か残留か…ブライトン後半戦の問題点
魅力的なサッカーを展開しているブライトンですが、リヴァプールやチェルシーなどビッグクラブの資金力には及ばないため、プレミアリーグでは中堅クラブに位置します。今後の課題は「ビッグクラブによる選手の強奪をいかにして防ぐのか」になるでしょう。
ヨーロッパでは現在、移籍期間(1月末まで)を迎えています。これから終盤にかけて、電撃的な移籍が立て続けに発生する可能性があり、移籍候補のなかには、もちろんブライトンの選手たちも含まれています。
三笘に関してもいろいろな噂が飛んでいますが、ブライトンで最も注目されている選手は、エクアドル代表のカイセドになります。中盤の底からゲームを組み立てるカイセドには、すでにビッグクラブからは移籍金60億〜70億円のオファーが来ているようです。ブライトンの経営陣は「その程度の金額ならば(カイセドの)靴紐ぐらいしか買えない」と冗談を交えながらも牽制し、クラブ側もカイセドの引き留めに必死になっています。
〇カイセドがゴールを決めたエクアドルVSセネガル[アベマサッカー]
三笘がスーパーゴールを決めたシーンを先ほど紹介しましたが、この試合の対戦相手であるレスターには、かつて岡崎慎司が在籍していました。2016年、レスターはビッグクラブを次々と打ち破り、プレミアリーグの優勝を果たしました。岡崎もレギュラーとして定着し、チームの躍進に貢献しています。資金力が乏しいレスターの快進撃は「ミラクル・レスター」と言われ、多くのサッカーファンに驚きと感動を与えました。
ブライトンの順位は現在6位になります(2023年1月24日現在)。三笘をはじめ有力な選手が残留し、後半戦を迎えられたならば……首位アーセナルの背中が見えてくるかもしれせん。レスターの再現である「ミラクル・ブライトン」は起きるのか。今月末まで続く移籍期間、そして後半戦のプレミアリーグに注目です。