11月20日にカタールで開幕する2022 FIFAワールドカップ。日本はグループEで、スペイン、コスタリカ、ドイツと戦い、グループリーグ突破を狙う。日本の初戦は11月23日のドイツ戦だ。

しかし正直、例年に比べて盛り上がっていないように思える今回のワールドカップ。強豪国のスペイン、ドイツと同じグループリーグになったことや、例年と開催時期がズレたことなど、さまざまな要因が挙げられている。

ぶっちゃけ、今回の日本代表に勝ち目はあるの? 注目の選手って?

日本代表を応援しようにも、ニワカにはわからないワールドカップのあれこれを含め、吉本興業の若手芸人たちが日本代表へのエールを込めて語り合うライブ「サッカー大好き芸人のワールドカップ応援トーク!」が、11月19日(土)にヨシモト∞ドーム ステージⅡで開催される。

ニュースクランチ編集部は、そのライブ出演者のなかでも、特に国内外のサッカーを熟知している、なかむら☆しゅん(9番街レトロ)、大森慎介(11月のリサ)、太朗(太鵬)の3人に大いに語ってもらいました!

▲なかむら☆しゅん(9番街レトロ)、大森慎介(11月のリサ)、太朗(太鵬)

3人ともスタジアムに応援に行くサッカーファン

11月のリサ 大森(以下、大森) 今回めちゃくちゃうれしいです! サッカー、しかもワールドカップについて語れる仕事なんて! だって、ドームⅡのライブでアオりの取材なんてこれまでないですよ(笑)。

9番街レトロ なかむら(以下、なかむら) ホンマですね、うれしい。

太鵬 太朗(以下、太朗) 人生の半分以上を捧げてるくらい、本当にサッカーが好きなんで。

――皆さんがサッカーに対して並々ならぬ情熱をお持ちというのを自分は知っていたんですけど、たぶん知らない方もいるかと思うので、まず、サッカーを好きになったきっかけについてお聞きしてもいいですか?

なかむら 僕は小さい頃からセレッソ大阪が好きで、親も、おじいちゃんおばあちゃんも、家族揃ってセレッソサポーターなんです。

▲なかむら☆しゅん(9番街レトロ)

太朗 一家で同じチームが好きって、最高ですね。

なかむら セレッソって、大阪府の長居がホームタウンなんですけど、そこにおじいちゃんの家があったんで、もう自然と行ってましたね。

――大阪でも、ガンバではなくてセレッソだったんですね。

なかむら じつは、自分の家でいうとガンバのホームが近いんですけど、おじいちゃんおばあちゃんの影響で、もうずっとセレッソでしたね。

――そのなかでも好きな選手はいますか?

なかむら ホンマごめんなさい、森島寛晃さんですね。

大森 なんで謝るんだよ!(笑)

なかむら ベタ過ぎて恥ずかしいかなって……(笑)。でも本当に大好きですね。今はセレッソの社長をされてます。小さい頃はよく練習場に行って、選手の皆さんにサインもらってました。

――なかむらさんは、実際にサッカーやられてたんですよね。

なかむら そう、ゴールキーパー、正直な話……キャッチばかりやってました。

太朗 なんでちょっと雰囲気出して言ってんねん! リリースもするやろ。

なかむら そうね(笑)。今回の代表メンバーで言うと、南野拓実選手は元セレッソにいた選手で、年代も近いのですごく親近感もありますし、頑張ってほしいですね。

大森 僕はずっとバレーボールをやってまして。

▲大森慎介(11月のリサ)

――Twitterのトップに固定されているツイートを見ると、いつも切なくて面白い気持ちになります(笑)。

大森 そうなんです。でも、バレーボールは楽だからやってたってだけで。僕、致命的に体力がないんですよ。あと、三重の出身なんですが、田舎すぎてなんの娯楽もなくて、相方のまむってヤツが小学校から同じなんですけど、マジで周りに何もなくて、僕ら唯一の娯楽がサッカーゴールのある公園だったんです。

なかむら ヤバ(笑)。

大森 そこでずっと遊んでたのもあるし、あとはウイイレ〔サッカーゲーム「ウイニングイレブン」〕がサッカー好きへの入り口だったかもしれません。実際の試合を見てても、“この選手はシュートの精度87あるな”って数値で見ちゃうくらい。

――たしかに、ウイイレは誰かしらの家にはありましたね。

大森 ウイイレの影響もあったし、あと三重には当時Jリーグが根付いてなかったので、海外リーグを中心に見てたんですけど、Jリーグも応援したいなと思って、なかむらにスポーツショップまで付いてきてもらって、ユニフォーム買ってみようと思って。

なかむら 一番カッコいいからって理由で、鹿島アントラーズ選んでましたね。

――ユニフォームから入るって珍しいですね(笑)

大森 ですよね(笑)。でも、今では1人でカシマスタジアムまで行って応援するくらい好きですね。

太朗 僕は、もともと兵庫県の明石に住んでたんですけど、周りは野球好きな子ばかりだったんです。でも、小学校1年生のとき、福岡に引っ越して、アビスパのホームスタジアムが家から歩いて3分くらいのところにあって、お父さんもサッカーやってたから、じゃあ見に行こうって。そこからもうずっとアビスパ一筋ですね。6歳の頃だから、24年になりますかね?

▲太朗(太鵬)

なかむら 今日で?

太朗 今日でちょうど24年やないよ。

なかむら 今日でちょうどかと思った。

太朗 今日でちょうど24年やったら「今日、11月14日でちょうど24年になりました!」って際立たせて言うやろ、今日でちょうどなのに、それを言ってなかったら、俺喋り下手すぎるやろ!

なかむら (全然違う方向をぼんやり見つめている)

大森 (なかむらを指して)もう飽きてるよ。

太朗 飽きるの早いな! 本当に今日で24年だったら……。

大森 まだ喋ってる(笑)。

――あはははは!(笑)

太朗 だから本当に大好きなんですよ。正直、なかむらさんの“一家でセレッソファン”ってすごくいいと思うんですけど、大森さんの“ユニフォームから入った”とか考えられないっすよね。

大森 怖っ。

なかむら フーリガン?

大森 太朗みたいなヤツがJリーグ人気の低下を招いてるんだよ。

太朗 そうやって大森さんはおっしゃいますけど、僕はそうは思わないですね。なんかTwitterでも鹿島好きをアピールしてるけど、ユニフォームが入り口って……。

大森 いいじゃん。今は本当に好きで、しかもこうやって話せる場をいただいてるわけだから!(笑)

――もしかすると、大森さんがスポーツショップでアビスパのユニフォームカッコいい! と思ってたら……。

大森 そうそう。それはアビスパのアピール不足だよね。

なかむら アビスパのユニはあまりにも刺さらんよ。

太朗 それは言い返せないし、そもそも東京のショップだと置いてないんですよ、アビスパユニは!