レーザー脱毛のメカニズム

記 者 脱毛するなら医療脱毛がいいのはわかりましたが、「レーザー」と聞くと、どうしても怖いイメージがあります。そもそも一体どういう仕組みで脱毛できるんですか?

総院長 レーザー脱毛で用いられるレーザーはメラニン色素に吸収される波長をもつ光です。光エネルギーが熱エネルギーに変換され、毛を作る器官ーーバルジ領域や外毛根鞘(がいもうこんしょう)などーーにダメージを与えて毛を生えなくするのがレーザー脱毛のメカニズムです。

記 者 熱エネルギーでダメージ……。なんだか怖そうです。いや、信頼していないわけではありませんが、なにぶん初めてなもので。

総院長 例えば、当院では医療レーザー脱毛機「メディオスターNeXT PRO」を導入しています。これは蓄熱式といって、毛根ではなく毛を生成する“バルジ領域”という細胞を熱破壊するのです。

医療レーザー脱毛機「メディオスターNeXT PRO」
「メディオスターNeXT PRO」による脱毛のメカニズム。熱で破壊するのは従来の脱毛と同じだが、働きかける部位が違い痛みを抑えられる

記 者 ちょっと待ってください! 「熱破壊」も結構なパワーワードなんですが。

総院長 ご安心ください。バルジ領域は神経が多く通っている毛根よりも浅い部分にあるので、痛みを軽減した施術が可能です。加えて、すでにお伝えしているように2種類の医療麻酔も使用できます。

【今日のまとめ】
・ヒゲ脱毛は痛い。だが、飛び上がるほど痛いわけではないし、ギブアップするほどでもない
・エステよりも医療脱毛のほうが効果は高く、麻酔も使えるので痛みを軽減できる

・大まかに言えば、医療脱毛はレーザーを使って、毛を作る器官にダメージを与える

[お話を聞いた人] ゴリラクリニック稲見総院長
大手美容形成外科で10年以上、多数の研修医や新人看護師の育成に携わる。 丁寧な指導と朗らかな人柄には定評がある。美容医療のみならず、医療の基本は「優しさ」と「患者様の言葉に耳を傾けること」を理念とし、 患者様の悩みや希望を真摯に受け止め、ひとりひとりにとって最善の治療法を提案している。 テレビ番組や雑誌ほか、メディア出演も多数。 私生活では二児の父で愛妻家。“イクメン”美容医師でもある。

男性専門の総合美容クリニック「ゴリラクリニック」

第2回に続く(3月22日更新予定)>>