デビュー1年目にメインの3人がいなくなる!?

――先日グループとしてデビュー3周年を迎えられましたが、もろにコロナの時期と被った感じなんですよね。

水城 デビューして3ヶ月とかで1回活動できなくなって。それからも3rdワンマンの延期とか、ちょくちょく大事なときに邪魔され続けてきて、それに立ち向かってやろうという、ハングリー精神というかコロナだからしょうがないよね、じゃなくて、そんななかでも上に行きたいみたいな、コロナに対する反逆心がモチヴェーションの源になってるかも(笑)。

▲水城梓(みずしろ・あずさ) 神奈川県出身。1期生。お人形のようなヴィジュアルと“鬼軍曹”と呼ばれる辛口・仕切り屋キャラのギャップが2次元級。保育系大学生との両立をやり遂げた努力家。

――きっとその影響もあったと思うんですけど、結成1年を待たずに3人が卒業していて。失礼な言い方ですが、当時メインを張ってた人たちがごっそりいなくなったというか。

咲真 いやほんまに。半年でダブルセンター2人が抜けて、その後すぐに一番歌が上手くてメインボーカルやった子が抜けて。

――そのときの残されたメンバーの気持ちってどうだったんですか? “やった〜これで自分たちが目立てる!”なのか、“グループの人気、大丈夫!?”なのか?

東條 圧倒的に後者ですよ! 10後者! 100後者!!

咲真 れなち(松本玲奈)が卒業して、あぁちゃん(水城)が実習でお休みの時期もあって、4人でやってたライブが一番ツラかったな。マイディア目当てで来てくれる人がそれまでの半分になって、特典会もお客さん誰もおらん場面が多くて。

東條 通りすがる人に大声で“新規無料やってま〜す!”って声かけてた。このままじゃヤバいって、ガチで焦ってた。

咲真 あのとき、持ちこたえるの大変やったね。ゆりあはすごいツラそうに見えた。

東條 “もうヤだ! 4人でライブしたくない!”って言ってた。東條はダメダメでしたね。でも、その4人のときに一番成長したってファンの人に言われるから、たぶんピンチに追い込まれないと頑張れなかったんやと思う。特に歌の面で、自分はもともと歌が下手で、最初は歌割もすごい少なかったんですけど、メインが抜けたから歌えなくてもいっぱい歌わなきゃいけない! 確実に歌唱力はマシになったと思います。

▲東條ゆりあ(とうじょう・ゆりあ) 福岡県出身。1期生。アイドル界最強と言われる曲中の煽りと振り切ったパフォーマンスでフロアを沸かすマイディアの切り込み隊長。グループNo.1ナイスバディー。

水城 MCも大変だったよね。もともとメイン2人が回してて、私たちはニコニコしてるだけだったし。一時期みんちゃんがMC担当になってた!

東條 独特の空気感やった。“みなさ〜ん、こんにちわぁぁ〜。私たち……マイディア……。ダーリン、で〜す……”みたいな。

咲真 みんちゃんはみんちゃんの時の流れで生きてるから。でも独特すぎて、うちらはなかなか乗っかれなかった……。みんちゃんは悪くない……。

――いろいろ大変だったんですね……。

夢実 でも、あすかは2人減った6人のときのライブを見て感動したんですよ! 2期生のオーディションの締め切りの前日に、秋葉カルチャーズ劇場で定期公演があって。そこで『FLOWER』を聴いて、いい曲すぎて“この曲を火星でやりたい!!”って思ってオーディションを受けました! 火星を感じた!! あっ! 私は火星でライブをやることが人生の夢なんです!!

――唐突な謎アピール過ぎる(驚)!