吉本興業が2024年1月に東京ドームシティに新たな劇場をオープンする。その発表記者会見が2月28日に東京ドームホテルで行われ、明石家さんま氏、東京ドームの北原義一会長CEO、吉本興業ホールディングスの岡本昭彦社長が登壇。さんま自身が命名したという新劇場の名称や、劇場に対する熱い想いを語った。

▲(左から)吉本興業ホールディングスの岡本昭彦社長、明石家さんま氏、東京ドームの北原義一会長CEO

(I)生きてるだけで(M)丸(M)儲け

記者発表では、まず北原会長CEOが登壇。「吉本興業と東京ドームの2社が組んだからには、たくさんの人々に笑顔と感動の涙、わくわくドキドキする素敵な世界を数多くの人に提供したい」と思いを述べた。

続いて、吉本興業の岡本社長は「この劇場は吉本興業の演目だけでなく、演劇・演芸・音楽などのさまざまな国内外の演者の方々、この劇場をきっかけに世に出て行かれる方にぜひお使いいただきたい。エンタテイメントで笑って泣いて感動して、皆さまに応援していただける劇場を目指して参ります」と展望を語った。

▲記者会見に登場した明石家さんま

その後、明石家さんまが登壇。「こんなに記者の方々が集まると思ってなかった。5~6人の前でやるものだと思ってたんで」と笑いを取りながら、新劇場の名称を発表した。

新劇場の名前は『IMM THEATER(アイエムエム シアター)』。この名称はさんまが命名し、彼の座右の銘である「(I)生きてるだけで(M)丸(M)儲け」の頭文字からIMMと名付けたと明かした。

▲新劇場の名称は『IMM THEATER』

明石家さんまは、劇場について「先ほど、笑いあり、涙あり、音楽ありと言うてますけど、私がやりたいのは笑い、笑い、笑い、笑い、だけでいいです。涙はいりません(笑)」と述べたのち、「もうすでに、いろんな人がこの劇場でやりたいと言ってくれている。僕がやるのはお笑いでいいんですけど、涙ありの感動は他の人に任せたいと思っています」と劇場の今後への期待も話した。

長嶋さんに「さんまちゃんは直球投手」

また、明石家さんまは劇場内での役職として『DM(Don’t Manager)』の肩書きを持つと明かした。これは「マネージャーではないけれど、マネージャーのような動きをするだろう」という意味だと説明。

集まった報道陣からの質疑応答では「今後、この劇場で活躍する芸人は誰ですか?」という質問には食い気味に「あ、僕です!」と即答。「ただ、いろんな若手に出てもらって、この劇場からスターを出したいという思いもあります」と語った。

▲「ここのホテルで長嶋さんと対談させていただいたんです」と思い出を語る

「さんまさんは長嶋茂雄さんの形態模写でデビューしましたが、その巨人軍のお膝元である東京ドームシティに劇場ができることについて、思いはありますか?」という記者の質問には「よう聞いてくれた! このホテルの上で長嶋さんと対談させていただいたことがあるんです。考えたことなかったけど……今から考える!」と返答し、会場を爆笑につつんだ。

そこから、長嶋茂雄終身名誉監督との思い出を語る。

「長嶋さんから“さんまちゃんは直球投手でしょ? ストレートばかりだと肩を壊すよ、カーブを覚えたほうがいい”と言われて、私のことを直球投手と見抜いてくださったのは、今でも心に残ってます。現に今でも、135キロくらいのストレートで勝負させていただいてます」と思い出を交え、自身の芸人観を明かした。

現在、さんまの座長公演『笑輪の笑い 〜Born ready達〜』が全国ツアー中。IMM THEATERのこけら落とし公演も、さんまが中心となった公演を予定しているが、まだ詳細は未定とのこと。

「いまのテレビは、コンプライアンスで“言っちゃダメなこと”が多くなりすぎている。劇場は、テレビよりも言いたいことを言える場だと思っています。自分の育った場所で、またやりたいという気持ち」と劇場に対する思いを語った。

IMM THEATERは、床面積が約1750平方メートル、709席を予定。東京の吉本直営の劇場では最大の収容人数になるという。