誤字入りの誤報ツイートがヤンキースを救った
というわけで、“Arson Judge appears headed to Giants”という31文字がヤンキースを暗黒期から救出しました。もちろん、このツイートがなくともヤンキースと再契約をしたかもしれません。ジャッジ選手本人も、後日談として「ずっとヤンキースと再契約をしたかった」と述べています。
ただ、もしヤンキースが3.2億ドルのオファーから動かなければ、ジャイアンツの提示した3.6億ドルをジャッジが承諾していた可能性もあったのではないでしょうか。また、交渉最終日にパドレスが4億ドル規模のオファーをしたとされており、8000万ドルの乖離はヤンキース愛では埋まらなかったかもしれません。
報道一番乗りに必死で(と推測され)100%の確証もない情報を、誤字入りのツイートで焦ってヘイマン氏が発信したおかげでヤンキースが救われた、と私は信じています。ありがとう、ジョン・ヘイマン。君はニューヨークの救世主だ。
おまけ:Arson Judge、ネットミーム誕生
ちなみに、ヘイマン氏が誤った綴りで書いたArson Judgeは直訳をすると「Arson=放火魔」で、今にも至って放火魔ジャッジシリーズがネタ化をされています。
Arson Judge 😭 pic.twitter.com/OAKX0winUN
— B/R Walk-Off (@BRWalkoff) December 6, 2022
Arson Judge 🔥 pic.twitter.com/KMh9Wcf2oS
— Baseball Reference (@baseball_ref) December 6, 2022
Arson Judge sighting on Opening Day 😅
— B/R Walk-Off (@BRWalkoff) March 30, 2023
(via @lawlessmatt3) pic.twitter.com/hhSStcZoIf
ヤンキースの公式ツイッターでさえ揶揄をしているので、もう公認のネタでよろしいではないでしょうか。
Arson, is that you? pic.twitter.com/8MPc5VgRMQ
— New York Yankees (@Yankees) May 20, 2023