こだわりの「一発撮り」はどんなときでも
――そういえば、コロナ禍の黎明期時にはリモートで動画を撮られてましたよね。
ファビュラス佐藤 やってましたね。1回も集まらずに作りました。
かきもとU あの頃は、稽古場を確保することがしんどい状況でしたね……。でも、どうにか作品を出したかったので、みんなで「せーの」ってボタン押してね。
――リモートでもワンカットだったんですか!?
ファビュラス佐藤 そうです。もうこだわりです!
かきもとU 細かいズレはあまり深く見ない見ないでください(笑)。
――緊急事態宣言後も、人数制限とかいろいろとありました。
かきもとU 「和風ファンタジー」は人数制限下で撮影しました。あれは3人だったらいけるなと。
ファビュラス佐藤 衣装としてマスクもしてました。コロナ対策もバッチリです。
――クリエイターとしての方針を教えてください。
かきもとU 一次創作がしたいっていう気持ちがあって、共感性を含んだものを創作するという意図は、しっかりあるかもしれないです。
――作品を作り上げていくうえで影響を受けたクリエイターはいらっしゃいますか?
かきもとU 故 宮沢章夫さんの舞台ですね。遊園地再生事業団っていう劇団をされていて、そこのトータルリビングっていう舞台がありました。舞台上の様子をリアルタイムでカメラに撮って、それをスクリーンに映して、という演出をされていて。それを見て“舞台とカメラって面白いんだ!”って思ったんですよね。
ファビュラス佐藤 例えるなら、プロ野球を球場で見ながら、同時にTV中継を見ている感じでしょうか。
――なるほど。動画の絵コンテを描かれているのはどなたですか?
かきもとU 私です。私、漫画を描きたい人なんですね。漫画家としても就職活動中です(笑)。私は監督ってクレジットしてもらっていますが、カメラ・絵コンテ・曲探し・キャラクターデザインも担当しています。
〇サイキックSFアニメのOPっポイヤツをワンカットでやってみた【アニメOPっポイヤツ】