6月21日にukkaがいよいよメジャーシングルデビューをはたす。曲名は「wonder little love」。そんなukkaにニュースクランチ編集部がインタビューを敢行! 2組目は同学年の茜空と村星りじゅ。彼女たちの口から語られる想いに耳を傾けてほしい。
〇ukka「wonder little love」Music Vide[ukkaチャンネル]
8年間の活動で培ってきた歌とダンスで魅せたい(茜空)
茜空、村星りじゅ……。
普段、ukkaを取材しない筆者でも、この二人の顔と名前はしっかりと認知していた。
もう、何年前になるだろうか? 横浜アリーナで開催された『スタプラアイドルフェス』。スターダストプラネットに所属するアイドルが総集結し、たった一人のシンデレラを決めるイベントなのだが、その際、一人数秒のアピールタイムが設けられた。
そのとき、彼女たちがどんなアピールをしたかは覚えていないが、スクリーンに顔が映し出された瞬間に「顔面がおつよい」と感じ、一度聞いたらなかなか忘れられない名前とすぐに紐付けされた。さすがにそれだけで「よし、単独ライブに行こう!」とまではならなかったが、こうやって何年経っても脳裏に焼きついているのだから、たくさんの人の前に出るチャンスというのは本当に大切である。
そんな二人のパフォーマンスを春ツアーのファイナルでじっくりと拝見した。意外というか、ちょっとびっくりしたのはステージのシンプルさ。結構大きめなステージなのに、そこにはukkaと書かれたフラッグが貼られているだけだった。
「それはukkaの特色だと思います。最近、アイドルの世界では“王道かわいい”が流行っているじゃないですか? 衣装もフリフリで、セットもがっちりかわいく作って。私たちは衣装もシンプルだし、メンバーカラーもないんですよ。
これは最初に決めて、信念っていうか、今までブレずにやってきたことで、こういうアイドル、ほかにはあんまりいないと思います。いろんな部分がシンプルなので、その分、私たちがこれまで8年間の活動で培ってきた歌とダンスで魅せたい。これはukkaの特色というか、絶対に負けたくない部分ですね」
こちらからの「ステージがシンプルですよね?」という問いに対して、茜空は一気にこれだけのことを理路整然と答えた。
隣で聞いていた村星りじゅが「全部、言われちゃった。そのままドン! と載せてください」と笑ったあと、自分たちの特色について、こう付け足した。
「ukkaの楽曲って、けっこう音域に高低差があったり、フォーメーションもずっと動いていたりするんですね。そういうところは見ていて楽しんでいただけると思いますし、見ていて飽きさせない! と思いながらパフォーマンスしています」
飽きさせない。
これはアイドルにとって重要なキーワードであり、持続させるのが難しい部分でもあるのだが、茜空はほかの部分でも飽きさせない魅せ方をしてきている、と語る。
「私たちのテーマは“青春”なんですけど、学生で止まっている青春じゃない、というのがポイントだと思っています。私は中学生から活動を始めているんですけど、そのときと今とでは、同じ曲を歌っても等身大の私の雰囲気はだいぶ違うし、そうなっていく過程も含めて青春なんですよ。だから、ずっと見ていても楽しくて飽きない青春感じゃないかなって」