ABEMAの初代専属アナウンサー・西澤由夏が、30歳の誕生日を迎える2023年8月12日にフォトエッセイ『ABEMAアナウンサー西澤由夏です』を発売。

『チャンスの時間』などで、その存在感を発揮する西澤アナウンサー。このフォトエッセイは、そんな彼女の仕事に対する向き合い方や、プライベートの過ごし方、さらにこれまでの半生を振り返ったエッセイと、撮り下ろしカットや初公開となる秘蔵写真などが満載の一冊だ。

今回、8月5日に開催されるHMV&BOOKS SHIBUYAでの先行お渡し会イベントを前に、ニュースクランチ編集部がフォトエッセイに込めた思いや、これから挑戦したいことなどをインタビューで聞いた。

▲西澤由夏【WANI BOOKS-NewsCrunch-Interview】

帯にコメントを寄せてくれた千鳥への感謝

――最初にフォトエッセイのオファーが来たときはどんな心境でしたか?

西澤 え、私が? 本を出せるの? という感じのリアクションだったと思います(笑)。ただ、オファーをいただいたのが、昨年の12月29日だったのですが、すぐに“よし! 来年の目標決まった!”と思いました、驚きと同時にワクワクが来た感じでしたね。

――タイミングも良かったんですね。ただ、そこからこの半年くらいで文章を書くって大変だったと思うんですが……。

西澤 正確に言うと5か月くらいだったんですけど、“フォトエッセイって、こんなに書く量が多いの?”とは思っちゃいましたね。写真多めで、テキストは少し、みたいに甘く考えていた自分がいたので(笑)。しかも、エッセイってどこからどう書けばいいんだろう? というところからスタートしたんですけど、アドバイスをいただいて書くうちに、どんどん楽しくなってきたんです。

――それはすごいですね。

西澤 自分が昔からずっと考えていたこととか、最近起こった出来事とか、あとは本当に些細なことでも書いていいんだろうか……みたいな感じで、探りながら書いて、編集者の方にリアクションをいただくのがとても楽しかったです。

▲こうして本になると感慨深いですね

――一番最初に書いた話は覚えていますか?

西澤 一番最初は「心配性」ですね。

――そうなんですね! この話からは西澤さんのパーソナルな部分と、仕事への向き合い方がよく伝わってきました。

西澤 本当ですか? うれしいです。じつは書くと決めたときに、これを書いてみたいなと思い浮かんだテーマが2つあって、それが「心配性」と「どうでもいい記憶」なんです。「どうでもいい記憶」については、年齢を重ねるごとに“なんで私こんなこと覚えてるんだろう?”と常々思っていたことなんですが、それを発表する場所がなかったので、こうしてテーマのひとつとして書いてみたんですが、読者の方に共感してもらえるかドキドキしてます。

――西澤さんの内面を表現していて、とても面白かったです。

西澤 ありがとうございます。せっかくこうした機会をいただいたので、自分のことが伝わればいいなと思って書きました。

――どういう環境で書かれたんですか?

西澤 業務の空き時間や帰宅してから書いていましたね。スケジュールとして、1週間に2本提出する、という約束をしていて。

――忙しいスケジュールなのに、週に2本のノルマが…!

西澤 いや、こうやって目標を決めていただいたほうが燃えるタイプなので(笑)。あとは、よく行く現場の近くにブックカフェがあったので、そこで書いてましたね。今回、エッセイを書くにあたって、自分らしさが出るように、他の方のエッセイは極力読まないようにしていたんですが、例えば「はじめに」とか「おわりに」って他の方はどう書いているんだろう? と思ったときにブックカフェだとすぐ確認できるし、本に囲まれた環境だとモチベーションが上がりますし、大好きなティーもあるので(笑)。

――(笑)。千鳥のノブさんにも帯でイジられていたティーですね(笑)。「ティータイムはティーよりタイムにこだわるそうです。知らん! 知らん!」という愛のあるコメント(笑)。

西澤 (笑)。ありがたいですね。

――西澤さんにとって、千鳥さんはどんな存在ですか?

西澤 帯を依頼させていただいた際に、その直後の収録でノブさんがイジってださり、そこにも愛を感じました。大悟さんも帯をお願いしたときに「明日、遠くにロケへ行くから、その移動中の新幹線で読むね」と言ってくださって、本当にうれしかったです。とてもお忙しいのにも関わらずタイトなスケジュールでお願いしてしまったのに、あんなにも素敵なコメントをいただいて、私にとっては家宝だと思ってます。

▲千鳥さんへの感謝の言葉を書いているので、ぜひ読んでください!