昨年放送されたドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』のほか、『なれの果ての僕ら』、またNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』で初の朝ドラに出演するなど、次々と話題作が続く女優・中村里帆。今月発売予定のデジタルガイドブックほか、今いちばんハマっているというあのお話まで……たっぷりお聞きしました!

 

高知はとっても広いんですよ!

――デジタルガイドブックとは、珍しい形態ですよね?

中村 「ガイドブックって、だいたい冊子ですもんね(笑)。ただ今回は、特に若い人に関心を持ってほしくて手に取りやすい形にしました。地元・高知を紹介することはもちろん、全編フィルムカメラで撮影をしていて写真集みたいな雰囲気でもあります。おススメスポットや大自然のなかで、私自身が楽しんでいる姿が収められています」

――作ろうと思ったきっかけは?

中村 「もっと高知に興味を持ってほしい、来てほしいという思いが最初です。 だいたい、“よさこい”“坂本龍馬”以外は何があるの? と必ず聞かれます。最近は朝ドラ『らんまん』で牧野富太郎さんの植物園が盛況ですが、お洒落なカフェやビストロもどんどん増えていて、若い人も楽しめる場所がたくさんあるんです。私も帰るたびに新しい発見があるし、魅力をもっと知ってもらいたい! という気持ちで作りました」

――ご自身でもリサーチして?

中村 「お仕事を始めて上京する15歳まで地元にいたんですが、当時と今では自分の興味も違うし、街もどんどん変わってきています。それに住んでいたときは意外に高知の魅力に気づいていなくて(笑)。なので友達に教えてもらったり、私も小さい頃から通っていた場所だったり、自信を持ってオススメできるところだけを紹介しています。お洒落なお店にこだわらず、定番スポット、アクティビティーと幅広いんですよ」

――そのなかでも、いちばんのおススメは?

中村 「仁淀川でのテントサウナです。今、サウナにハマっているんですが、テントサウナは初体験で。それに仁淀ブルーと言われる川に、サウナ後に飛び込むんです! じつは冷え性改善とむくみを治すためにサウナにハマって1年半。都内では行きつくしたと思います。サウナーとしての集大成がこのテントサウナなんて、本当に最高!」

――景観も最高で、都内にはない新しい経験ができそう。高知は気候も良く、自然が豊かですよね。

中村 「牧野植物園以外にも、“モネの庭”という素敵な草花を観賞できる場所もあるんです。異国を訪れた気分になれて、エリアによって全然“顔”が違う。今回は春・夏ですが、秋・冬の時期も絶景でまた違う表情を見せてくれます」

――1~2日では回りきれないですね!

中村 「最低でも3泊(笑)。高知はとっても広いんですよ」