所ジョージに憧れ、志村けんのような活動を
――10月に、酒井さんは誕生日を迎えられました。今年から“40代のチャンサカ”が始まっていきます。これからのアルコ&ピースについて「こんなふうになっていきたい」と、目指すところはありますか?
酒井 う~ん、40代になってアルコ&ピースはどうなるんだろう……。
――平子さんとお二人で「今後のアルコ&ピースは、こうしていこう」と、会議を開くようなことは?
酒井 コロナ渦で少なくなりましたけど、以前はマネージャーと3人で……みたいなことを年に1回ぐらいやってました。マネージャー主導で「もっと、こんなのをやりたい」とか。
――賞レースに出る、出ないみたいなことはどうですか?
酒井 そういうときには、話すかもしれないですね。
――じゃあ、もしかしたら『THE SECOND』に出る可能性も?
酒井 今んとこは、ほぼゼロですね。出なさそう。
――「こういうタレントさんみたいになりたい」という理想像はありますか? 以前は「所(ジョージ)さんみたいな存在に憧れる」とおっしゃっていましたが。
酒井 所さんが一番いいんじゃないですか? 所さんみたいに、後輩にチャリとかあげたいですよ。ボールペンとかあげたい! 僕、なんとなくで所さんをイメージしてて、ワーって適当にやってるもんだと思ってたんです。
でも、『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)に出たとき、すごい丁寧に振って、自分で話を持ってきて、ちゃんと落として。「仕切り、めちゃくちゃうまいんだ!」って、びっくりしたんです。
――所さんは噂によると、家で台本を全部覚えてくるんですよね。
酒井 すげえな! やっぱ、あれくらいの人はちゃんとスイッチ入れてんだな。
――最近は「自分たちの冠番組を持って~」と野望を口にする芸人さんも少なくなりましたが、酒井さんは「もっと突き抜けて売れたい!」と思ったりしますか? 「また、アルピーで冠番組を持ちたい」とか。
酒井 僕らは何回か番組を持って失敗というか、終わらせてきてるんで。それはそれで面白かったんですけど、もうちょっと時間が必要かもしれないですね。
――やっぱり、『勇者ああああ』(テレビ東京系)はハードディスクから消せないですよ。園山真希絵の回とか、本当に消せないです。
酒井 ハハハハハ!
――今、どの仕事をしているときが一番楽しいですか?
酒井 ええ、ムズっ。(熟考)……まあ、楽しくないですよ、この世界は別にそんな(笑)。
――『気まぐれパンチライン』というタイトルの本を出したのに、そんな悲しいことを言うんですか(笑)。
酒井 ライブをやりたいなって、ちょっと思いますね。「酒井軍団でやりたい」という話は、飲み会でよくしてるんですけど。一座で全国を回って、酒を飲んだりしたら楽しいだろなあって。志村(けん)さんの「志村魂」みたいに。
(取材:寺西ジャジューカ)
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