怪しいうめき声が響き渡る

狙い通り、笑気麻酔がしっかり効いている。

1ショット目は、うん、麻酔が効いて我慢できるぞ!

2ショット目は、なんとか……耐えられるか。

が、2ショット目終了時には麻酔が薄れた実感があり、3ショット目にはレーザーの痛みをもろに感じてしまうことに。その痛さは、悶絶ものだ。写真では皮膚を伸ばすために口をつぐんでいるが、「ん゙ー!」と思わず声が漏れてしまう。

「あの、一旦ストップしてもらっていいですか」

順調に進んでいた施術も、ついにここで一旦タイム。この痛さは笑気麻酔なしでは乗り越えることができない。ちなみに、そもそも笑気麻酔なしでレーザー脱毛に挑む方もいるそうだ。勇者や猛者と言っても誰も文句は言わないだろう。

仕切り直して、もう一度笑気麻酔を吸うことに。工程的には次でラストになる。ここを耐えることができれば無事に終わることができる。精一杯、吸い込む。

記者悶絶

記者「ん゙ー!」

記者「ん゙ー!ん゙ー!」

スタッフ「ラストです!」

記者「ん゙ー!ん゙ー!ん゙ー!ん゙ー!」

最後の最後は笑気麻酔の効果もなく、今日一番の痛みを感じた。とはいえ、バンジージャンプやジェットコースターのようなもので、終わってみればいいなんてことない。

笑気麻酔の効果もすぐに消え、脱毛による後引く痛さのようなものは一切なし。ただし、脱毛後の肌は熱も持ち敏感な状態になるため医療的なアフターケアとして、ステロイドを塗ってもらう。

これにて第1回目の施術は完全に終了。今後のスケジュールとしては、約1週間後に毛が抜け始めるという。そして、毛の生え変わるサイクル的に1~2か月後に2度目の施術を受ける。計6回受けると永久脱毛が完了するとのこと。

2日放っておくと、こうなってしまうヒゲ。一体どうなるのか!? 

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