キンマサタカ気楽な大人のドリンクバーは自己申告制
メガネを変えました。
旅先のホテルで酔っ払って寝てしまったようで、寝返りを打った瞬間に背中で踏んづけてしまったのです。
「ポキ」っと音を立てた瞬間の背中の感触、ゾッとしました。
というわけで、メガネを新しくしました。いいメガネを買ったのでフレームとレンズをあわせて(私の収入にしたら)大層な出費になったのですが、新しいメガネはいいなと思いました。
気分が明るくなるし、見え方も違う気がする。
近所を歩いたって、景色が変わった気がするんです。奥さんも可愛く見えてきました。あれ、シワが増えたね。おいおい、そんな怖い顔しないでよ。とにかく、メガネを変えてよかった、よかった
いままでなんとなく通り過ぎてた街に、いい店があるって気がつくこともあります。今回訪れたのは、東急池上線石川台駅から歩いて５分ほど。商店街の中にある焼き鳥屋に併設された立ち飲み「鯰(なまず)屋」です。
こちらは鳥岡商店という焼き鳥屋さんがやってる立ち飲み屋です。
店前では焼き立ての串が並べられ、おかずにするんでしょうか、主婦らしき女性が買っていきます。
へえ、おいしそうだね。目の前で焼き上がる串はどれもうまそうだ。煙が食欲を誘うね。前を通り過ぎる人たちは、一様にこの匂いの元に目をやる。こりゃ良い宣伝だ。
奥で串も打っているみたいで、横には小さく「立ち飲み」と書いたのれんがかかっています。こりゃいい店を見つけた。早速中に入ってみましょう。
想像を超えた内観でした。
おいおい、テーブルにスマホが置いてあるよ、と思ったら従業員の忘れ物(すぐに取りに来ました)。
さて何を飲もうかな。
飲みスペースと壁一枚で仕切られた作業場にいる店主らしき男性に「お酒はどうしたらいいですか？」と聞くと、「好きにして」とのお返事。
サーバーやら、冷蔵庫やら、ワインや焼酎が置いてあるので、勝手にどうぞということなんでしょう。
あはは。こりゃ気楽でいいや。大人のドリンクバーだ。電卓が置いてあるのもいいね。
私たちの他に、お客さんはいません。私はチューハイを、同行した担当オジマはビールをサーバーから注ぎます。
おいおい、なんでビールをそんなに泡だらけにしてるんだよ。もったいないね。がさつな男だとは思ってたけど、男らしさはこんなところで発揮しなくていいんだよ。
まあいいや。
とにかく乾杯。
はー。
串を焼く匂いだけで酒が飲めそうだ。