大阪の名店『大阪屋』で味わう猥雑感

今回のお店はTシャツも販売しています

立ち飲みの魅力を一言で言うとなんでしょうか。

私なんかの意見で大変恐縮ですが、立ち飲み屋さんって敷居が低いと思うんです。

もちろん、高級レストランと比べて程度が低いとか、そんな意味じゃありません。

誰でもウエルカムな感じといいましょうか、うんちょっと違うな。ファミレスみたいにすべてのお客さんを受け入れているわけじゃなくて、来たら断らないみたいなイメージ。わかりますかね。

カウンターにのせられた小皿料理がたまりません

出先で仕事がひと段落して、ふーっと一息ついたら、ふらふらっと目に入った立ち飲み屋の暖簾をくぐりたくなります。

これが寿司屋だったらそうはいかない。「高そうだな」「なんだか活気がないや」、なんてあれこれ理由をつけて入るのを体が拒否する。

でも立ち飲み屋だったら、ドライブスルーよろしく、フラフラっと入ってしまうでしょう。だって「立ち飲み」ってのは、飲み助を歓迎している記号なんですよ。

「立ってでも酒を飲みたいの? あんたも好きねえ」って。

割りばしも所狭しと立っている

酒飲みで立ち飲み屋を嫌いな人はいないと思っています。だけど年齢を重ねると、立って飲むなんてせわしない、って言い出すマヌケが出てきます。

言いたいことはわかる。

でも、5分だけ時間が空いたから1杯だけ飲みたいって思ったことないのかなって。座ったら立ち上がるのが億劫になるじゃない。5分飲んですぐに帰る。できる大人はこうでなくちゃならない。

先日、大阪に出張に行ってまいりました。

そのついでに飲み屋をフラフラと探したわけですが、見つけてしまいましたよ。

暖簾の奥に吸い込まれるとしましょう

大阪の百貨店に勤めてた山本くんという立派な友人がいます。彼もまた呑兵衛で気のいいやつなんですけどね、その彼が言うわけです。

「この店は味があっていいよ」って。

勧められたら行かないわけにはね。『大阪屋』は地下鉄の梅田駅から地上に出るとすぐにあります。

うん、確かに素晴らしい店構え。高架下にあってわいざつな感じがこれでもかと出ています。いいねえ。やっぱり立ち飲みはこうでなくっちゃ。

つまみはより取り見取り

中に入ると、店員のおねえさんがラグビーのタックルのような勢いで近づいてきます。

「飲み物どうします?」

こういう時に、「せわしない、ちょっと待っておくれよ」なんて言ってはいけません。

だってこういう店は回転が命なんだから。サクッと飲んで、食べて、いい気持ちになって帰る。

うまいつまみと酒を安く提供してくれるんだ。立ち飲みで長居するなんて野暮なんです。