スーパー戦隊シリーズ『王様戦隊キングオージャー』(テレビ朝日系)で、パピヨンオージャー / リタ・カニスカ役を好演し話題となった若手俳優・平川結月が、5月2日に待望の1st写真集『ゆづき。』(小社刊)を発売する。本作は不動でクールなリタとは正反対の、笑顔の多い、素の表情を収めた写真集に仕上がったという。

今回のインタビューでは、初めて訪れた東北の地・秋田での思い出やお気に入りシーン、『キングオージャー』の経験から得た俳優としての成長について語ってもらった。

 

普段の私に近い表情を収めてもらいました

――写真集の発売決定、おめでとうございます!

平川:ありがとうございます! まさか自分が写真集を出せるとは思っていなかったのでびっくりしましたが、出させていただけることが決まって本当にうれしいです。

――自身初の写真集ということで、初めての写真集ロケはいかがでしたか?

平川:楽しかったです! カメラの前だと、いつもすごい身構えちゃって表情もガチっと固まってしまうのですが、今回の撮影ではロケ中ずっとカメラマンさんやスタッフの皆さんが和やかな雰囲気を作ってくださいました。おかげで肩の力を抜いて撮影することができました。カメラマンさんも身構えちゃう私の不意をうまく突いて撮ってくださったので、自然体な私を見られると思います。

――かなり素の表情が収められている?

平川:そうですね。写真集全編を通して素に近いです。もちろんしっかり決めて撮った写真もあるのですが、撮られていると思っていないところでも撮られていたり、友達といるときのような普段の私に近い表情をたくさん収めてもらっています。

 

――撮影は秋田と東京で行われましたが、秋田は初めてだそうで。

平川:東北地方へ行くことも初めてでした! 今まで栃木の那須高原より北には行ったことがなかったんです。那須高原は『キングオージャー』の撮影で行ったのですが、秋田を訪れるまでは那須高原が自分の人生で最北でした(笑)。

――人生の最北を更新した、と。そんな平川さんにとっての最北の地・秋田はいかがでしたか?

平川:熊本出身ということもあり、雪が積もっている光景を見たことがなかったので、秋田で実際に真っ白な雪景色を見て幻想的だなと感じました。足跡がひとつもついていない、まっさらな雪に自分で足跡をつけていくのがすごく新鮮で楽しかったです! それと私、大事なときに雨が降っちゃうタイプなのですが、天候にも恵まれて。

――雨女なんですね。

平川:通り雨がすごいんですよ! 大事なときに一瞬バーッと降ってすぐに上がる、みたいなことが今まで結構ありました(笑)。

 

――通り雨限定(笑)!?

平川:はい(笑)。ですので、すごく心配していましたが、今回は見事に晴れました! 秋田では2日間撮影を行いましたが、2日目がもう快晴で。雪で光の照り返しがすごくて、最初は目が全然開きませんでした(笑)。ただ、お肌は雪のおかげでちゅるちゅるに写っているような気がします(笑)。

――天然のレフ板効果ですね(笑)。写真集のなかでお気に入りのカット、シチュエーションを教えてもらえますか?

平川:撮影中にすごく良いと思ったカットがあったんですけど、どこだ(笑)? (色校を見ながら)あ、ありました。これ(雪原のなかで白い衣装を着て立っているところを遠くから撮っているカット)です。私はどこにいるんだ? というくらい一面真っ白な絶景で。あえて真っ白の衣装で雪のなかにいるのもすごくいいなと思って、お気に入りです。あとは、湖で撮った写真も広い大自然のなかに私がポツンと佇んでいる感じがすごく幻想的で、ロケならではの絵になったと思います。

――初の写真集、いろいろな方に見てほしいですね。

平川:はい。『キングオージャー』がきっかけで私を知ってくださった方がたくさんいらっしゃると思いますが、そんな方も、そうではない方も、“平川結月”というひとりの人間をもっと知っていただけるような一冊になっていますので、ぜひ写真集を読んで私のことをたくさん知ってほしいです。