結成16年以上のプロが競う漫才賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』のトーナメント組み合わせ抽選会が4月25日に開催された。ロケのため欠席したタイムマシーン3号以外の、タモンズ、ハンジロウ、ななまがり、金属バット、ザ・パンチ、ガクテンソク、ラフ次元(ノックアウトステージのブロック順)の7組が出席した。
“セカおじ”こと令和ロマンくるまも興奮
『THE SECOND~漫才トーナメント~』の第1回目となった2023年は、コンビ歴19年のギャロップが優勝し、賞金1000万円を獲得した。
この日、抽選会のMCを務めたのは、昨年のM-1覇者である令和ロマンとフジテレビアナウンサー宮司愛海。髙比良くるまは“セカおじ”として、YouTubeチャンネルでTHE SECONDの考察動画をアップしている。
ブロックを決めるくじ引きでは、ななまがり森下が抽選会でおなじみとなった架空数字を出したり、金属バットが同じくトーナメントを勝ち進んだガクテンソクのよじょうに引かせるなど思い思いにボケる。そして、グランプリファイナルの組み合わせが決定。
先攻:ハンジロウ
後攻:金属バット
第2試合
先攻:ラフ次元
後攻:ガクテンソク
第3試合
先攻:ななまがり
後攻:タモンズ
第4試合
先攻:タイムマシーン3号
後攻:ザ・パンチ
初戦からベストバウトを予感させる組み合わせ
抽選会後は、それぞれ2組ずつ登壇しての記者会見が開かれた。
1試合目となるハンジロウは、マネージャーが引いたトップバッターを「すごくイヤですね」と本音をポロリ。しゅうごパークは「決勝メンバーのなかで、お笑いだけでご飯を食べられていないのは僕らだけなので、ひっくり返したい!」と熱く語った。さらに、もともと“しゃもじ”というコンビ名だったのを片岡鶴太郎の助言で改名したことに触れ「“おめでとう”と連絡をいただきました。トップバッターなので大会を盛り上げたい」(たーにー)と決意をあらわにした。
2試合目となるラフ次元とガクテンソクは、金属バットを含め「NORA」というユニットライブの出演者。「昨日のライブでも、金属バット、ラフ次元、ガクテンソクという出順だった」と打ち明け、プライベートでも親交が深い2組。
ラフ次元の梅村は「僕らは去年、優勝したギャロップさんにノックアウトステージで負けて、ガクテンソクさんはマシンガンズさんに負けて、THE SECONDに賭けている思いは強い2組なんで、ベストバウトになると思います!」と明かし、司会の令和ロマン含め、会場から「これは明日の見出し確定!」とガヤが飛んだ。
3試合目となる、ななまがりとタモンズも大宮や幕張などでよく顔を合わせる2組で、しかも同期。お互いのネタを知り尽くした同士の対決となるが、ななまがりの初瀬は「僕らのネタは誰かとカブることがないので、誰が来てもネタを変える気はなかったです。ただただ一番強いネタをやるだけ」とコメント。それぞれノックアウトステージの最高得点(292点)を叩き出した2組での対決に、「いきなり同期対決熱い!」「1回戦でななまがりとタモンズが当たっちゃうのはもったいない」というネット上のコメントも読み上げられた。
4試合目はタイムマシーン3号とザ・パンチの対決。(タイムマシーン3号はロケのため欠席) この日もパンチ浜崎が縦横無尽にボケまくっていたが、ノーパンチ松尾が「2008年のM-1も決勝進出して、ほとんど記憶がないんですけど、浜崎さんがガチガチに緊張しちゃって…」と不安を明かした。それを受けて浜崎は「あのときはラストイヤーだったので、頭が真っ白になっちゃったんですけど、THE SECONDは天井(キャリア制限)がないので、大丈夫だと思います!」とコメント。
「天井?」と会見場にいた全員がやや不安になるなか、続けて浜崎は「おじさんに青春をやらせてくれてありがとうございます!」と改めて決意を明かした。
さらに、現在入院中の東京ダイナマイトのハチミツ二郎からは「頼むぞ」と声をかけられたことを明かし、「二人でお見舞いにも行って、前回の戦いのときも当日に連絡をいただいたので、二郎さんにも良い報告ができるように」(松尾)と語った。
「グランプリファイナル」は司会に東野幸治、ハイパーゼネラルマネージャーにくりぃむしちゅーの有田哲平、スペシャルサポーターに博多華丸・大吉を迎える。『THE SECOND~漫才トーナメント~2024』は5月18日(土)午後7時からフジテレビ系列で生放送される。
〇THE SECOND 〜漫才トーナメント〜