吉田さんは優しいけど声がガサガサ?
――お互いの信頼関係も見えた所で、吉田さん、千葉さん、それぞれお互いの良い所を聞きたいんですが。
吉田:千葉さんはどんな役でもハマってくれるし、ボケはもちろん、あと僕が抜けてるツッコミセリフとかもフォローで入れてくれたりして。本当に安心して任せられる感じですね。
千葉:吉田さんは本当に優しいんですよ。僕が新喜劇入ったばかりの時も、吉田さんの方から話しかけてくれて。声がガサガサすぎて何言ってるかさっぱり分からなかったけど。“お゛は゛よ゛う゛ござい゛ま゛ず”って。
吉田:いやそんなガサガサちゃうわ!
千葉:いやガサガサでしょ、(録音機指さして)文字起こし大変ですよ。
――あははははは(笑)。
千葉:でもね、吉田座長のもとで座員が伸び伸びやってますよ。今までにない座長の形を示してくれてると思いますね。
――吉田さんも座長になられて、自分が座長になって気づく、こういう座員は助かるとかはありますか?
吉田:そうですね、やはりいろいろな役があるわけですよね、で全員が完璧じゃない。で、誰かのセリフがおかしくなったら、どこかで軌道修正してくれて、しかも面白い所を広げてくれるような座員は本当に助かりますね。それでいうと、今の座員は本当に意識が高いな、と思います。
吉田、千葉が語るこの座員に注目!
――今回、まさにオールスターキャストだと思うのですが、おふたりが“この人に注目して欲しい”と思う座員はいますか?
吉田:やはりやなぎ浩二さんですね。新喜劇とともに歩んできた方ですから。これぞ65周年というプレミア感がありますね。
千葉:座長ははじめてなんですかね?
吉田:やなぎさん中心の公演はあったと思うけど、座長は初めてやと思う。
千葉:それはマジでプレミアですね。僕はさっきもでたけんたくんとおやどまりくん、それぞれはいい奴なんですけど、沖縄出身で同期だからなのか、ふたりが合うといつも小競り合いしてるんですよ。
吉田:(笑)いやどうでもええわ!
千葉:今回1部と2部で別れてるんですけど、この二人が多くのベテランの中に放り込まれてどんな成長を見せるか楽しみです。あとはやっぱり辻本さんのアゴですよね、見ちゃいますよね。
吉田:それはホンマに注目するところやないか!
――あははははは!
千葉:あと烏川耕一さん、個人的にはこれはぜひ見ていただきたいです。大阪来て、この方とはじめて絡んだ時に、腕がありすぎてびっくりしたんです。オールマイティーだし、バスケで例えると派手な3ポイントとかの陰で、ディフェンスでブロックプレーしてるようなイメージ。いぶし銀ですよね。
吉田:ほんまにそう、この公演は配信もあるんで、全国の皆さんに新喜劇の座員のポテンシャルを見ていただけるし、新喜劇ファンも、そうでない方も楽しめる公演になってると思います。
――では最後に今後の目標を教えていただけますか?
吉田:やっぱり新喜劇は盛り上げていきたいですよね。寛平GMのもと、ベテランから若手まで一丸となっているので。
千葉:たしかにね。プライベートでやってみたいことはあるの?
吉田:最近キャンプに凝ってて、ふもとっぱらっていう富士山の麓のキャンプ地がキャンパーの聖地みたいになってるので、そこに行ってみたいですね。
千葉:僕も本当に、家庭も大事にしつつ、新喜劇も盛り上げつつ。
吉田:真面目やな!
千葉:でも、最近裕くんと2人のロケが増えてきて。最初は月一とかだったのが、どんどん呼ばれるスパンが短くなってきて、準レギュラーみたいになったので、このコンビをレギュラーに持っていきたい。それにはふたりのコンビネーションが大事だと思ってるので、もっと裕くんとの時間を増やしたい。なので、ソロキャンプに突撃します。
吉田:いや、ひとりの時間やからやめて!
〇65周年記念ツアー 【大阪公演】