吉本新喜劇65周年記念ツアーの大阪公演「吉本新喜劇記念日2025~今年は65周年記念ツアー千秋楽に新たな新喜劇に向けた発表が!?~」が3月2日(日)になんばグランド花月で開催される。
65周年記念ツアーの大阪公演ということで、オールスターというべき出演者が揃った豪華な公演の見どころを、吉田裕、千葉公平の二人に聞いた。

65周年記念公演への意気込み
――65周年を迎えた吉本新喜劇の大阪公演が、オールスターというべき出演者で行われます。まずお二人に意気込みをお聞きしたいです。
吉田裕(以下、吉田):1年間全国をまわってきて、何ヶ所か残ってますがそろそろ最後なので。始まる前は1年って長いよなと思ってたんですけど、やってみると結構あっという間で。正直、内容についてはまだ聞かされてないんですけど、一部二部、二本続けての新喜劇ってなかなかないので、僕らも楽しみにしてます。
千葉公平(以下、千葉):一年間の集大成と言っても過言ではないんじゃないでしょうか、といいつつ、僕も内容わかってないですけど。
吉田:せやろ!? また適当なこと言って。
千葉:ここに入ってないメンバーが悔しがってました、ボンざわーるどとか。
吉田:あはははは! でもみんな出たいよ新喜劇の記念すべき日やから。お祭りやから当日はいろいろな所に座員がいると思うから、そのお祭り感も楽しんでもらいたいですね。
座長の眼がバキバキに?
――ツアーで印象的な場所はありましたか?
吉田:そうですね、やはりツアーということで普段行けない所にも行けて嬉しかったんですけど、やはりその分、普段行けてない所って集客が心配で。
千葉:新喜劇が放送されてない地域もありますもんね。
吉田:そうそう、それでもたくさんのお客さんが来てくださったし、今回60周年ツアー以来5年ぶりに行った会場もあったんですけど、お客さんの盛り上がりが凄くて。毎年行けるように頑張らないとな、と思いました。
千葉:僕は沖縄が印象深かったですね。ぱいかじが気持ちよくて……あ、ぱいかじって沖縄の方言で南から吹く風のことをぱいかじっていうんですけど。
吉田:いや知らんよ! いきなり現地の人ぶらんといて!
千葉:思わず現地の言葉が出るくらい楽しかったな。沖縄出身のけんたくんという座員が車で送ってくれて、ずっと“気持ちいいさあ~”“沖縄最高さあ~”って言ってたんですけど、途中寄ったお店で地元の人に“沖縄の人そんなにさあ~さあ~言わないですよ”って言われてました。
吉田:僕は長野が特に印象深いですね。正直、長野では新喜劇が放送してなくて、数週間前に1000キャパくらいの会場が100くらいしか売れてないと聞いて、そこから開催前に長野まで告知に行って。当日も不安だったんですが舞台に上がったらもうほぼ満席で。あれはグッと来ましたね。
千葉:何より、座員もいろいろな所に行けるから嬉しがってますよ。吉田座長も、座長になってからはじめてのツアーだったんで、目の色が違いましたよね。特に泊まりの公演なんかは……。
吉田:なんでやねん!
千葉:なんか吉田座長の目がバキバキの時があるんですよ、あとから全部調べてみたら泊まりの公演の日だったんですよね。これが新喜劇ツアーに向けてのバキバキなのか、もしくはほかの事があってのバキバキなのか、僕は知る由がないですけど……。
吉田:誤解されるような事言わんといて! ツアーに向けて気合が入ってただけです!(笑)。