今年のこの状況で見るTHE SECONDが世界で一番楽しい
――それで言うと、マシンガンズのおふたりは吉本勢のなか、一組だけ太田プロからの参加ですね。
奥田:4組でやるとしたらこの4組しかない、と思ってお声かけさせていただたんですけど、やりにくいとかありますか?
西堀:いやいや、ぜんぜん! 俺たち、もう気持ちは吉本ですから。
松尾:吉本にこんな奴いねえよ!
(一同笑)
奥田:寄席で師匠に大怒られするタイプだ。
西堀:わははははは! でもね、楽しいんですよ、直属の先輩後輩じゃないから。
奥田:なるほど。
西堀:太田プロも順列があるからさぁ。
小林:なんか居心地悪そうやな。
西堀:あははははは!
滝沢:でも、THE SECONDで面識ができたし、そこで話したりもしてるから、収録は楽しいですよ。

――THE SECONDの話も出ましたが、今年は昨年優勝したガクテンソクさん以外の3組が見事32組に残りました。(編集部注、インタビュー後、残念ながらザ・パンチは「開幕戦ノックアウトステージ32→16」で敗退)今年は優勝してやるぞ! という気持ちがあるのか、もしくは2年連続で決勝に残っている金属バットさんなんかは“もうしんどいわ”という気持ちなのか……。
友保:いや、みんなしんどいっしょ。
――(笑)
奥田:目がギンギンのやつは、今年はじめて32組に残った人でしょうね。
西堀:楽しいだろうな。
――ザ・パンチさんは昨年準優勝でした。
松尾:そうですね、去年は決勝でガクテンソクに負けて、でも本当、奥田に負けたのは納得できるけど、未だによじょうに負けたのが納得できない。今でも思い出して、夜眠れなくなるもん。
よじょう:なんでやねん、俺もガクテンソクやろ。
――(笑)奥田さんはいかがですか?
奥田:多分、今年のこの状況で見るTHE SECONDが世界で一番楽しいでしょうね。
松尾:たしかに、M-1世代の子たちって、THE SECONDをある程度楽しんで見ながら、“もしかしたら、いつか自分たちもあそこに行かなきゃいけないのか”って考えちゃうだろうな。だからもう二度と出ないで良い大会を見るのは、楽しいと思うよ。
西堀:たしかに、THE SECONDは優勝しない限り、永遠だもんな。
友保:わかんないっすよ。
西堀:え? そうなの?
友保:大会がいつまであるか……。
西堀:もう大会がなくなっちゃったらあきらめがつくかな。でもさ、よくよく考えたら、なくなった大会の優勝はまだ記憶として残るけど、俺達とか、ザ・パンチみたいに準優勝は誰も覚えちゃくれねえよな。そう考えたら、やっぱり長く続いてほしいよ。
奥田:ホンマに、THE SECONDは良い大会ですからね。